パチンコ「革命」……斬新システムは「劇的な進化」を遂げた!!
ただ、まだまだ気がかりな点が多くあるのも事実。そのひとつが演出で、これは『P牙狼コレクション』でも感じたが、はなはだ微妙なのである。
一応、選択可能な演出の異なるモードが3つ用意されているが、まあちょっと首をひねりたくなるようなものばかりで、はっきりいえば面白くないのである。
この『P笑点』は、時短も確変も付いていないノーマル機で、大当りの回数を高めることで出玉を増やすゲーム性だ。要するに、打ち続けてもらうには演出が面白いことがベースにないと話にならないのである。
それでも、大当りの合算確率が1/100など、当りの軽さがあればまだ通用するかもしれないが、設定6で1/115.9、設定1なら1/169.7と微妙に重い。つまり、スペックの要素が懸念事項となるのである。
もちろん、『P牙狼コレクション』なら突入率の低いSTを採用して作為的な数珠連チャンを作り出そうとしていたし、今回の『P笑点』であれば、設定ごとにラウンド振り分け比率を変え、低設定ほどBIG(約1500発出玉)の比率を高くするといった工夫がなされているのである。
また、始動プロセスと同様に、メーカー開発陣のたゆまぬ努力、切磋琢磨のおかげでいずれ答えにたどり着くであろう。今はまだ夢の途中なのである。
山田くん、うまいこと言うたったみたいな顔してるから座布団全部取って!
(文=大森町男)