パチンコ「弱点を補う」マルチな機能。「CRでは連チャン性を、P機ではスピード感を」
逆をいえば、羽根物の1チャッカー、2チャッカー入賞は「小当り」なのである。そして、V入賞することでアタッカー、つまり羽根が連続開放する。
したがって、羽根物の役物はアタッカーなので、ランクアップボーナスのように小刻みにアタッカーが開閉するようなものとなる。この仕組みによって、確変では実現不可能なヘソと電チューの確率差10倍以上を可能とし、早い連チャンを生み出したのである。
答えは出ていたのである。1種2種混合機。1種はデジパチ、2種は羽根物、それがまぜ合わさっている、と。
この特性が時代にマッチしたのである。先にRUSHは確変ではないと説明した。つまり、確変65%規制の対象に当てはまらないので高い継続率を維持できたでのある。一方、P機では右打ち中に破格の確率を設定できるので、スピードにおいて強みを見いだせるのである。
こうして、時代と規則の狭間をついた1種2種混合機はそのポテンシャルを広く認知され、その地位を確立したのである。
(文=大森町男)