パチンコ『神撃』の連チャン!「本場のカジノ」が凝縮されたアツい一台!?
マカオでカジノといえばこれはもう完全に大小なのである。バックパッカーのバイブル「深夜特急」がそうさせるから仕方がない。もちろん、放浪の旅に憧れるけど実際にはハワイとバンコクというベタめの外国しか行ったことがない丘バックパッカーである。
で、まあひょんなことからマカオでギャンブリングに勤しもうみたいな流れになり、カジノに入るやいなや大小のテーブルに着席し、沢木耕太郎もここで賽の目に身を委ねていたのかと感慨に浸っていたのだが…。
隣の中国人のおっさんがむちゃくちゃな賭け方をしていて、その殺伐とした空気感と目を血走らせるおっさんの迫力にびびってしまって、そうそうにその場を離れてしまったのである。
結局、マカオで「大小」に興じることはなく、それが心の澱としていつまでも私の中にくすぶっていたのだが、2017年にその思いを浄化することができたのである。『CRビッグorスモール』のおかげである。
本機はどんぴしゃ「大小」をモチーフにしたローミドルタイプのデジパチで、一番の見どころといえば、3つのサイコロギミックを駆使して展開する激アツSPリーチ「大小リーチ」となる。
「大小」はその名のとおり、サイコロの出た目の合計が大か小かを当てるゲームで、3つのサイコロが11以上を示せば「大」、10以下なら「小」となる。で、リーチ発展時にボタンでどちらかを選択し、出目の和が選んだ結果と同じなら見事大当りとなるのである。
この大小リーチを前段で激アツリーチと表現したが、本機の実質的なスペシャルリーチはこの1種類で、通常時における大当りのほとんどがこの大小リーチによるのである。
ただ、前述のようにギミックを使った派手な演出ではあるけれども、内容的にはいたってシンプルだし、リーチ中はただただサイコロの目を凝視するだけで、演出的なひっぱりの存在しない“映えない”絵面となる。
しかし、実際にカジノを体感したものには感受できる臨場感や一瞬で答えが出るギャンブルが持つ独特の気配にしびれることができるのである。
特に注目なのが「履歴予告」。これは盤面左に搭載された履歴板に結果が表示される予告で、組み合わせによって期待度が変化する役割となっているが、これが「大」か「小」かを選ぶ時の予想予測といった「大小」本来のゲーム性を再現できた要因ともなっている。