パチンコ新装初日に起きた「珍事件」!? 新人スタッフを襲った「悲劇の黒幕」は…
本件の新人スタッフは、ある程度のトラブルは対応できますが、アース線の存在はまだ教えていませんでした。お客様に怒られた経験も初めてという事もあり、非常に落ち込んでいたのです。涙を浮かべながら「すみませんでした…」と言っておりました。
私は「今回のトラブルの対処法は教えてなかったし仕方ないよ」「台の取り付けでアース線を付け忘れた奴が悪いんだから気にしないで」と必死になってフォローを入れたのです。「仕事終わったら美味しいご飯をご馳走してあげるから、今日の事は忘れよう」と励まし、ようやく笑顔を取り戻しました。
今思うと、新人スタッフには本当に申し訳ない事をしました…。
なぜならば、アース線を付け忘れたのは、この私だったからです。
もちろん、事実を伝え謝ろうとしました。ただ、お客様が予想以上にお怒りになっていた事、それによって、新人がひどく落ち込んでしまったので、白状するタイミングを逃してしまったのです。私は罪悪感で一杯となり、必要以上に優しく接するようになったのは言うまでもございません。
そんな新人スタッフも、私がホールを去る頃には立派なホールリーダーとして成長しておりました。今度会う際には、あの頃のザンゲ話を肴にして、朝まで飲み明かしたいですね。
(文=ミリオン銀次)