パチンコ「最新技術」を加え「改良」してきた人気シリーズ!「ハイクオリティ」でファンの心を鷲掴み!!
人生で初めて「サイボーグ」という概念に遭遇したのはたぶん「009」である。詳しいことを正確に把握していなかったので、人間みたいな機械、ロボットといったニュアンスで理解していたのであるが、それは「アンドロイド」であり、サイボーグの定義は「人体の一部を機械に変えた存在」だという。
つまり、アンドロイドは人造人間でサイボーグは改造人間なのである。例えば、「ターミネーター」はアンドロイドだが「ロボコップ」はサイボーグなのである。余計にわからんわ。
サイボーグの定義はわからないが、『サイボーグ009』の面白さは確かなものである。天才・石ノ森章太郎の最高傑作と誉れ高い作品であり、パチンコファンにもおなじみのコンテンツとなっている。
どれくらいおなじみかといえば、2003年に『CRサイボーグ009』が登場して以降、最新作の『PA CYBORG009 N-X1』が導入された2020年までの13年間、6つのシリーズ機がリリースされたのである。
傍流となる『サイボーグ009vsデビルマン』を含めれば7機種、さらに他メーカー(西陣)からも単発で登場しているのである。もっとも、西陣のそれはサイボーグ009の大人版として発表された「009-1」がモチーフなので、厳密にいえば違うコンテンツとなる。
ただ、ニューギンのシリーズ機でも『RE:CYBORG』や英語表記など原作を元にした3D、3DCGへと映像的にも進化したものなど細かな変遷は存在するが、偉大なコンテンツの前においては些末なことである。
さて、初代に話を移そう。『CRサイボーグ009』、そのモチーフとなったのは2001年にテレビ放映された21世紀版のアニメで、パチンコ化にあたってもそのアニメで担当していた一流の声優陣を起用した本格派となっている。
音へのこだわりといえば搭載楽曲も見逃せない。アニメ制作において音楽作りに小室哲哉が関わった経緯から、本機には彼自身が参加する音楽ユニット・globeの曲が使用されているのである。
一方、パチンコ演出の特徴となるのが、絵柄ごとに起用されているキャラがテンパイ発生時にそのままリーチで活躍する「キャラクターリーチシステム(CRS)」である。図柄に応じたキャラ固有のスーパーリーチが展開する多彩な演出を楽しむことができるのである。
上記の説明を見てもそれほど違和感がないどころか、下手するとこのまま大きなナンバーのシリーズ機種に対しても使えそうな内容となっている。このように『サイボーグ009』シリーズの基礎は初代でほぼ完成されていたのである。
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