パチンコ「反逆のカリスマ」が挑むは『源バイン』!「90％超」のハイループが大量出玉を創造する!?【新台JUDGEMENT　『Pコードギアス 反逆のルルーシュ』】

　ホットな新台をユーザーの感想を交えつつ掘り下げていくこのコーナー、【激アツ新台実戦JUDGEMENT】。今回のピックアップマシンは、アンチヒーローが活躍するSFロボットアニメの傑作をP機で展開し、“帝国”に戦いを挑んだ『Pコードギアス 反逆のルルーシュ』（以下Pギアス）だ。

　本機のモチーフとなる原作は、主人公が架空の世界の1/3を支配する「神聖ブリタニア帝国」に対して復讐を誓い反逆を行う物語である。超大国、つまりは絶対王者に挑戦する戦いのドラマ。この構図をまさに『Pギアス』がパチンコホールで展開するのである。

　反逆の相手は『P大工の源さん超韋駄天』。2020年に彗星のごとく登場し、その圧倒的スピードと連チャン力でホールを席巻、瞬く間にトップに躍り出た、現在人気実力ともにナンバーワンの最強マシンである。

　その『源さん超韋駄天』は、継続率約93％のRUSHがものの数秒で大当りを繰り返す、少出玉高ループのゲーム性で、『Pギアス』もその流れを踏襲した機種となっている。

　メインとなる連チャンゾーンは時短11回+残保留4回で構成され、継続率は90.6％。右打ち中は大当りの半分を7ラウンド約500発の出玉が占め、次いで4ラウンド約300発が30％となっている。

『源さん超韋駄天』を意識したことは明白で、もちろんプレイヤーもその比較で本機の評価を判断している。「出玉スピードは『源さん』の半分くらい」「『源さん』にボロ負け笑」と否定的な意見がある一方で、「ラッシュはイケイケ感あった」「ギアスRUSH最高だな。脳が焼かれる」など、高評価も見受けられる。

　つまりは賛否両論だが、これは「どこに基準をおくか？」の問題で、「『源さん』の出玉スピード基準にしたらすべてのパチンコ台が遅いことになるけど強欲過ぎない？」という意見が的を射すぎていて、『源さん超韋駄天』と比べたらそれは見劣りすることも多々あるが、P機全体として俯瞰すれば、スペック・出玉性能的には充分評価されて然るべきではないだろうか。

　実際に、77連45851発の爆連自慢や一撃2万発3万発の出玉報告は普通に見受けられる。また、スピード面に関しても「時速2万発くらい」「1万200発出すのに40分ほどかかった」という報告がなされていて、出玉速度に問題があるとは思えないのである。

　賛否両論といえば遊タイムについても議論が活発で、「遊タイムないだけで良台」「休日打ちに行けなくなるから（遊タイムがなくて）助かる」という擁護派と「イマドキ遊タイムなしは無理」「ハマっても最悪遊タイムで右打ちの一勝負できる」という遊タイムを搭載して欲しかった派が激しく言い争っているのが印象的である。

　悪口、批評、罵詈雑言に埋め尽くされることなく双方にバランスの取れた評価が展開されているような状況で、この事実が『Pギアス』に価値があることを示しているのではないだろうか。

　最悪なのは、絶賛はもちろん批判すらなくすっかり無視されること。そういった意味ではこの『Pコードギアス 反逆のルルーシュ』は注目度の高い期待の新機種ということになるのである。

（文＝大森町男）

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