パチンコ・パチスロの未来を憂うファンとしては「悲しき事」…【濱マモルの のほほんコラムVol.81~旧規則機問題~】
ジグマというわけではないが、基本的にはいくつかの固定の店で立ち回っている。
夜、酒を飲みながらパソコンでデータをチェックして設定状況を把握。当日までに狙い台を定めて朝イチから、或いは昼過ぎから好履歴の台に着席するスタイルで、ゾーンを狙うだけで簡単に勝てたストック機全盛期と比べて収支は減ったものの、飲み歩く程度、子供たちにおもちゃを買い与える程度のお金は捻出できている。
勝たせてもらっているのだから、それぞれの店に対する印象は悪くない。むしろ「ありがとう、ありがとう」「今日も酒が美味しく飲めるのは、そのお店のお陰です」と感謝しているほどだが、このところ、ホームにしているひとつのホールの風向きが怪しくなっている。期限切れの旧規則機を設置し続けているからである。
好青年だと思っていたのに、実は裏で陰口を叩くようなヤツだったとか、人懐っこく可愛いコが一人になった途端、道にポイ捨てしやがったとか、気分的にはそんな感じ。裏切られたとまではいわないものの、イメージを覆すには十分過ぎる事象であり、信頼を失いつつあるのが事実である。
まぁどの機種が設置され続けているのかは伏せるが、これが困ったことに絶賛、高稼働。その法人さんには法人さんなりの考え方があるとはいえ、パチンコ・パチスロ21世紀会の決議を遵守しているホールからすればたまったもんじゃないわけであり、正直者がバカを見る状況はおかしいと思うのである。
これが桃鉄であれば「たいらのまさカード」を使って、近隣ホールとの持ち金を均一にさせてしまいたいところ。無論、アタシはその期限切れの旧規則機に触れることはないものの、その機種を愛する打ち手からすれば、今なお打てるというのは喜ばしきことでもあるだろうし、非常に難しい問題なのである。
右に倣え…とはならないのが、世の常である。アタシも納得できない指示については全力で反発するし、その結果、サラリーマン時代には上司に向かってカバンを投げつけたこともあったが、パチンコ・パチスロの未来を憂うファンのひとりとしては、期限切れの旧規則機設置は悲しき事。損して得取れではないが、先を見据えての問題解決を願うばかりであります。
(文=濱マモル)