パチンコ名機『ファインプレー』撤去前に打ち収め…「最高の羽根物」でサヨナラ満塁ホームラン!!
パチンコライターとしてアンテナの感度の悪さを恥じるばかりだが、お笑い界の大レジェンド「ザ・ドリフターズ」の仲本工事さんがなんとパチンコ系ユーチューバーとしてデビューしているという情報を遅ればせながらキャッチした。
マジか仲本工事。確かにSANKYOから『CRフィーバードリフだよ!全員集合』がリリースされたり、奥村でも『CRひらけ!こぶ茶バンド』がシリーズ化されたりと、パチンコに悪いイメージは持っていないとは思っていましたが、嫁と一緒に実戦動画を制作するほどパチンコが好きだとは。
実はパチンコ好きの芸能人、有名人、著名人ってけっこう多い印象もあるので、メーカーやホールはそのあたりをちゃんと掘り起こすことも重要ですよね。ただ知名度があるだけでたいしてパチンコ・パチスロに興味のない人材を使うよりよっぽどプロモーションになりますよ。
まあしかし御年79歳で新しい分野に挑戦する仲本さんはすごいですね。コロナを言い訳に家でゴロゴロしがちな町男もいろいろやっていかなあかんなぁと触発されました。その手始めというわけでもないですが、やろうやろうと思っててなかなか踏み出せなかった宿題を片付けに行くことを決めました。
それは『ファインプレー』の打ち納め。旧規則の設置期限は状況によって流動的だったり、対象機種があまりにも多すぎるので、ファンのみなさんも明確なリミットがよくわからない現状だと思いますが、あるサイトによると『ファインプレー』の命日は3月末とか4月頭といった情報があり、いずれにしてもいつ打てなくなってもおかしくありません。
ただ、設置しているホールが、ぎりぎり面倒くさくて行くのを躊躇する場所にあり、「そっち方面に何か用事があるときのついで要件」として放置していたのです。とはいえ、もうリミットの期限も迫っているし、仲本工事もがんばっているので重い足をどうにか動かし『ファインプレー』と対面。
来たら来たでやっぱり面白いし、最高の羽根物だと改めて感じます。普通、役物って上から下に向かって大当りを狙うのが常じゃないですか。それが玉が上昇していくんですよ。物理法則に逆らう斬新さに、まず痺れましたよね。
ホームランにくっつく瞬間の気持ちよさ。ヒットでも当る期待感の高さ。大当り中の貯留玉の優雅さ。自力継続の面白さ。BGMの秀逸さ。完璧な一台でした。本機のヒットによってマルホンは自社ビルを建てたなんて噂もまことしやかに囁かれたり囁かれなかったりしたものです。
ラウンド抽選に振り回されたり、タフィー・ローズかカブレラかぐらいの感じでホームランを量産するクセ良し台に巡り会えたり、勝っても負けても美しい思い出でいっぱい。ありがとう『ファインプレー』! さようなら『ファインプレー』!
(文=大森町男)
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