パチンコ画期的「新ビジネスモデル」の大胆アイデア! 世界的IT企業から閃いた未来は…
フィールズの子会社「デジタル・フロンティア」がネットフリックスと業務委託契約を締結したそうです。
ネットフリックスといえばいまや飛ぶ鳥を落とす勢いのあるIT企業で、現代神であらされるフェイスブック・アマゾン・アップル・グーグルに割って入りGAFAならぬ「FAANG」と括られるまでに成長を成し遂げた新たなテクノロジー企業の巨人ですよ。
それがパチンコと少なからぬ関連を持つとか激アツすぎますよ。パチンコの演出がどっかの映像作品に乗っかってバズり倒し、外国人が「GEKIATUDAAAAAー」って叫ぶ未来まで見えますね。
映像作品といえば、京楽産業のグループ会社も世界で注目されるカルトムービーを手掛けていたそうで。その作品は「JANK HEAD(ジャンクヘッド)」っていうんですけど、7年かけて1人でストップモーションアニメを作ったっていうんだから驚きですよ。
しかも映画の作り方を独学で学んだそうで、才能って狂気だし、熱量が人の心を動かすんですよ。私も1人で1枚1枚絵を起こしながらオリジナルパチンコアニメ映画作ろうかなー。
そんな妄想ついでにもうひとつ、浮かんだくだらないアイデアにお付き合いください。パチンコの新しいビジネスモデルについてなんですけどね。先に登場したネットフリックス。あれ、流行りのサブスクじゃないですか。あれをね、取り入れてみるんですよ。
サブスクっていうのは正式名称が「サブスクリプション方式」で、商品ひとつひとつに金を支払うんじゃなくて、月額とかの定額料金で契約期間中はそれだけでも使い放題っているサービスですわね。
最初はネットフリックスに代表される映像や音楽なんかのコンテンツの提供サービスに利用されていましたが、いまでは車や家具、飲食なんかでもこの仕組みを採用しているような流れですよ。
こういうと、「ファンがホールに定額を払ってパチンコ打ち放題!」みたいな夢を見てしまいますが、そうじゃなくて、メーカーがホールにお金を払って機械を置かせてもらうっていうパターンです。
普通は逆ですよね。ホールがメーカーに金を払って機械を購入する。上記のパターンに近い「レンタル」っていう方法もありますが、ホール→メーカーの図式に変わりはありません。
でも、最初のサブスク方式だとメーカーが儲けられない。そこで、お金を払ってホールに置かせてもらうかわりに、売上は折半しましょうねっていうビジネスモデルですね。経産省の調査によると遊技機1台当りの月の売上は44~5万円。これはコロナ前の19年の数字を参照していますが、1台あたり22、3万ですか。
1000台規模のホールなら機械購入代なしで2億2000万。これがいいのか悪いか、ホール経営の知識がない私にはわかりませんが、一方、メーカーは全国で1万台入ったとして22億。これは1台50万が1万台売れれば500億の規模感からすると少なすぎますかね。
メーカー側のメリットとしては受注生産になるので在庫を抱える心配がないことくらいでしょうか。あとは、どんな台でも購入リスクがないんで置いてもらえますよね。うーん、メーカーの利益が少なすぎた……。よし、こうしましょう。ホールに置くのにお金いりません。
なんかすでにビジネスモデルが破綻してますが、ファンにとっては良いことがいっぱいあります。機械台のコストがかからない分、出玉還元が期待できるし、予算を気にしなくていいから新台の導入台数が増えたり、より多種多様な機種ラインナップになるでしょう。
メーカーもよりユーザーライクになるし、抱き合わせ的な発想が通用しなくなるので、とにかく作ればいいみたいな状況が少なくなりそうです。
あれ? なんか言うほどファンが嬉しくないかも……。やっぱり思いつきはダメですね。もともとがビジネスセンスもないのに「これ良いアイデアじゃね?」みたいな軽いノリで進めていっても待っているのは破滅です。正直、すまんかった。
(文=大森町男)
【注目記事】
■パチスロ6.1号機「8000枚」を記録!「新世代の確変バトル」搭載の『北斗の拳』も話題…大手サミー「激アツ情報」を特集!!