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パチンコの「当たり前を当たり前」にした革命メーカー!「業界初」と「鉄板コンテンツ」で歴史に名を刻む!!

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 パチンコの上位メーカーとして黎明期から活躍し続けている平和。『ルパン』や『猪木』などのヒットシリーズを多く抱え、堅い経営戦略によってトップシーンにドカンと腰を下ろす。そんなイメージとなっているだろう。

 しかし、その一方でメーカーとして「作り手」である矜持も忘れてはいない。鉄板コンテンツによる大外れしない無難な機械作りに終始しない攻めの姿勢、挑戦することもメーカーのマインドに組み込まれているのである。

 例えばそれは「アムテックス」というセカンドブランドの存在かもしれない。

 液晶マシンやデジパチ一色だった時代にデジタルと役物が融合した権利物『CRタコラッシュ』は、同社が製造した傑物。一部のコアなファンに鮮烈な印象を与えた本機のデビューを機に、羽根物・権利物をメインに面白いパチンコを量産していった。

 このように、関連会社でも実績を残してきた平和は「業界初」の機能を多数生み出しているメーカーでもある。もっとも有名なところでは『ゼロタイガー』の名前が挙げられる。ご存知、羽根物の元祖として登場した伝説の名機である。

 さらに『ゼロタイガー』登場の翌年にリリースされた『バトルエース』は権利物の第一号とも呼ばれる機種。京楽の『コスモアルファ』とともに、V入賞によって「まとまった出玉を獲得する権利」を獲得できるゲーム性をひとつのジャンルとして確立させた立役者なのである。

 その権利物をより進化させた『エポック』という台も見逃せない。先の『バトルエース』などによって脚光を浴びた権利物だが、当初はほとんどの機種が「2回」の権利によっておおむね4000発の出玉を獲得できるようなスペック感であった。

 それでも、それまで大量獲得機として人気を博した「一発台」と遜色ない出玉性能で多くのファンに「権利物」の存在を認知させたのだが、この『エポック』は初めて「3回」の権利を発生させることに成功。一撃で約6000発の出玉を可能にしたのである。

 このように、羽根物・権利物とパチンコの基本的かつ重要なジャンルの成立に深く関与した平和はもうひとつの種別・デジパチでもその発展に大きく寄与するのである。それが「液晶表示」となる。

 業界初のフルカラー液晶機『麻雀物語』はよく知られているところだろうが、そもそもパチンコに液晶を付けようと発想したのが平和であり、その業界初のマシンが『ブラボーエクシード』。

 液晶といってもシロクロであるし、なんといってもぱっと見だと7セグとあまり変わらないような印象もあるので、平成の洗練された液晶に慣れているファンにとってはピンとこないかもしれないが、図柄が立体的に視認できるなど当時はかなりのインパクトを残したのである。

 このように、歴史のある企業として機械作りの面でもパチンコの発展に貢献してきた平和だが、「歴史のある」といえばラブコメマンガの金字塔『めぞん一刻』シリーズも10年以上の歴史あるコンテンツ。

 そのシリーズ最新作『Pめぞん一刻~Wedding Story~』が登場予定となって、機種紹介の予告映像が公開された。業界初ともうひとつの軸である鉄板コンテンツでも存在感を見せている。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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