パチンコ店「高稼働時の注意事項3選」…大胆不敵な犯行を行う極悪人も!?
元パチンコ店店員「ミリオン銀次」でございます。
先日、忙しくなった状況におけるミスを紹介させていただきました。人は冷静な判断ができなくなった時に、大きなミスを犯してしまうもの。私の場合は、隣のお客様の別積みされたドル箱も全てジェットに流してしまうという…大失態を犯してしまったのでした。心の優しいお客様で笑って許していただけたのですが、今でも申し訳ない気持ちで一杯でございます。
何故あのような失態を紹介したかと申しますと、「ホール店員のミス」によって思わぬ事態が起きてしまう可能性もあるということをお伝えしたかったからです。皆様にも、交換する際は気を付けていただきたいということだったのですが…。
今回お話させていただくのは、ホールが混み合っている状況で気をつけていただきたい内容です。好稼働に乗じて悪事を企てる輩が現れるケースもあるのです。
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ちょっとした気の緩みが原因で、思わぬ被害に遭ってしまう…そんな可能性もゼロではありません。私がホール店員時代の実体験をもとに、好稼働のパチンコ店で「注意するべき3点」をご紹介したいと思います。
【ちょっとの油断が命取り!?】
ホールには遊技目的ではなく、窃盗するためだけに来店する不届き者も少なからずいます。実際に、私が勤めていたホールではこのような事例が何回か体験したことがあります。
特に印象に残っているのはサンドのICカード泥棒。お客様がジュースを買いにいった一瞬の隙をついて、残高7000円のICカードが盗まれるというケースがありました。
カメラで確認してみると、犯人はレストコーナーで待機→数分後にホール徘徊という行為を繰り返している姿を確認。その目線は台ではなく、常にサンドへ向けられていたのです。
このように台を打つ気配もなく、ただただホール内を徘徊するという人物がいたら注意が必要。もちろん打つ台がなくて探し回っている人もいると思いますが、席を離れる際には財布やICカードなどの貴重品は持ち歩くようにするのが最善といえるでしょう。
こういった事例が起きるのは好稼働の日が多かった印象です。ターゲットが多く、ホール店員も対応に追われているため監視の目が届きにくい状況。悪事を企てる輩にとっては、かっこうの狙い目となっているのかもしれません。
【狙われているのは貴重品だけではない!?】
先述したように財布やICカードなどの貴重品が盗まれるというケースは、よく聞く話だと思います。ただ、悪人の中にはそれ以外を標的としている場合もあるのです。
それは「出玉」で、パチスロであればメダル、パチンコであれば玉を横取り。交換してそのまま店外へ逃亡するという大胆不敵な悪事を実行する極悪人も存在します。
これは非常に稀な例ですが、可能性はゼロではありません。実際に、私の勤め先でも同様の手口で出玉を盗もうとしたアジア系外国人2人組が現れたことがありました。
この時期は近隣店舗で同様の被害が多発。スタッフも警戒しながらホールを巡回していました。別積みされていたドル箱を運び出そうとしたところを捕え、被害を阻止することができたのです。
これも先述したケースと同じく、ゴールデンタイムとなる高稼働のタイミングで起きた一件。盗まれる可能性はかなり薄いですが、別積みするほどの出玉を獲得した際は気にかけながら遊技したほうがいいかもしれません。
【お客様同士の思わぬトラブル】
最後は少し内容が違いますが、高稼働のホールで起きやすいエピソードをご紹介させていただきます。お客様が多く来店されると、時に「思いもよらぬトラブル」が発生することも少なくありません。
先述したような盗難系もそうですが、お客様同士のトラブルも起きやすくなってしまうのです。口論が勃発してしまうのも避けたいところですが、ヒートアップしてしまった方の場合は「取っ組み合い」に発展するケースもあります。そうなると警察への連絡をも考えなくてはならなくなるわけですが…。
本件は“その可能性”を感じてしまったエピソードでございます。
ある日ホールを巡回していると、お客様から「客2人が揉めてるぞ!」という報告がありました。現場に向かってみると、そこには男性のお客様2名が口論している姿を確認。まさに一触即発の状態で、周りの方々も怖がりだしていたのです。
「このままでは大乱闘が起きる!」と感じた私は、慌ててお二方の仲裁に入ったのでした。
話を聞いてみると一人のお客様は「こいつが打っていた台を横取りした」と怒り心頭な様子。「台に残していた出玉も勝手に使われた」というのです。
事実だとすれば許されることではありません。しかしながら、この時点で判断するのは軽率。当然、相手からも事情を伺わなければなりません。その方を落ち着かせるように、言葉を選びながら丁寧に質問したのでした。
すると、その方から発せられたのは「ありもしない言い掛かりをつけられている」という言葉。「あのオッサン絶対勘違いしている」と、苛立ちを隠せない様子で私に訴えてきたのです。
どちらかが嘘をついているのか。それとも…。
とりあえず現時点ではどちらの主張が正しいかは判断がつかないので、私は慎重に対応を進めることにしました。このままだと殴りかかりそうな勢いだったため、お二方をセーフティな距離へ引き離しつつカメラ確認を行うことにしたのです。
すると、驚愕の事実が…。
なんと「横取りされた」と主張するお客様の台は、隣の島であることが判明したのです。
私は直ぐに現場へ戻ってお2人へ真相を説明しました。早とちりだったと気づいたお客様から怒りは消え、「本当にゴメンなさい」と深く謝罪。相手の方も最初は納得できない様子でしたが、続けられる謝罪に興奮は収まっていったようでした。
最終的には「もう。気をつけてよ」と、許してくださり一件落着となったのです。あのままの状態だったら警察への連絡も考えたかもしれないので、心から安堵したことを覚えています。
こういったケースは非常に珍しいですが、高稼働であれば多くのお客様と同じ空間を共有します。すると本件のような争いが起こることも…思いもよらぬトラブルに巻き込まれる可能性もあるということです。その際はいち早くスタッフを呼ぶのが最善の手段と言えるでしょう。
(文=ミリオン銀次)
<著者プロフィール>
ホール店員・雀荘店員といった職種を経験。それらを活かし、ライターとして活動中。特に力を入れているのはパチンコ・パチスロ分野で、自身の遊技体験やホール店員時代のエピソードを中心にしたコラムを執筆している。パチンコ・パチスロ歴は10年以上で「打ちたい台をトコトン打つ」がモットー。結果として、目も当てられない大敗を多く経験。「悲惨なエピソードも明るく紹介したい」といった拘りを持つ。
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