甘デジ「100%ST+時短」の安定感が窮地を救う…北斗の拳も顔負けの救世主が降臨!?
12月商戦の大物機種もだいぶ導入され、残すは『新世紀エヴァンゲリオン〜未来への咆哮〜』くらいと2021年もほとんど終わったような気分であるが、10万発への道はいまだ始まってもねーよといった状況である。せめて出玉のリターンはお願いしたいところだが、乗れそうで乗れていない調子の波が今回はどうなるか。張り切って参ろうぞ。
と意気込んでみたものの、なんやかんやでこの時期特有の忙しさに巻き込まれ、なんの考えも思い浮かばずにホールに佇んでいる今である。これは非常に危険な状況で、ただ単に「パチンコでも打ちに行くか」とノープランでホールを訪れた時ほど手痛くやられるのである。
そうはわかっていても疲労感から頭が回らないので適当に目についた『PフィーバータイガーマスクW Light ver.』に着席する。この一連の所作、一見愚かな行為にも見えるがギャンブルにおいては「あり」なのである。
場の流れも見えないところで勝負にいくバカはいない。沢木耕太郎もマカオのカジノで適当に座って流れを掴むまでじっくり粘ったみたいなくだりがあったようなないような。とにかく、とりあえず様子見としての『タイガーW』である。
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したがって当然のように手こずるかと思いきや、わずか16回転で初当りを仕留めることができた。さすがに70%となる1回+残保留2個の「タイガーチャレンジ」に振り分けられたが、今日は勘が冴えているかもしれない。30%の壁を突破すれば大連チャンも充分にありえる。
しかし、タイトルデフォルトをはじめチャンスアップパターンが一切出現することなく虎はマットに沈んだ。ただ、わずか16回転で今日の流れをある程度確認できたのは収穫である。たぶん今回の実戦では「1種2種混合機はない」と踏んで、次なる機種に『デジハネPA北斗の拳7 天破』を選んだ。
178回転といい感じで温められていたこともあり、この台をチョイスしたが初当りまでに75回転費やす可も不可もない、どちらかといえばハマったともいえるトータル253回転で大当りを獲得した。
さて、60%の確変を引いているのかいないのか。運命の25回転。STなら45~50%の期待度、時短なら22~24%くらいの引き戻し率になる。STは潜確分を含めればもう少し期待値があがるか。
なんて希望を吹き消すようにリーチになってもラオウは天将奔烈しか繰り出さない。案の定、ケンシロウは負け続け、伝承者モードは光の速さで終了していく。こうなると突破スタイルは無理だと考え、ST100%か確変ループのマシンに次なる狙いを定めることに。
最後の希望は『PAスーパー海物語IN沖縄5 withアイマリン』である。正直ここまでこの機種でまったくといっていいほど結果を残せていないが、遊タイムで最悪の事態は免れるだろうと207回転の空き台に着席。
え? 遊タイム付いててこんな台空いてる? そう、大いなる勘違いである。本機に遊タイムは搭載されていない。ただ動きたくても選択肢がなくて動けないのでしかたなく続行すると、255回転で初当りをゲットでき事なきを得た。
そしてこの当りからST2発でなんとか連チャンし、今日はじめてのまとまった出玉を獲得するに至ったのである。苦しい時の『海』頼み。安定安心の「100%ST+時短」に何回助けられたことだろうか。
【G店】
・今回のトータル出玉 +1045発(シーズン総収支 -969発)
・実戦機種 3台(計21台/32台)
これまでの結果
A店【実戦機種26台、コンプリート(大当りさせた)台、16台/33台中・収支 -12249発】
B店【実戦機種21台コンプリート、収支 -16314発】
C店【実戦機種40台コンプリート、収支 +3917発】
D店【実戦機種20台コンプリート、収支 +12249発】
E店【実戦機種20台コンプリート、収支 -803発】
F店【実戦機種50台コンプリート、収支 +18618発】
(文=大森町男)
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。