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パチンコ新台『北斗9』で簡単に大量出玉ゲットも… 「全体的な爽快感は皆無」ラッシュ演出に不安要素あり?

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 チャンス予告よりも一発告知で脳を焼きたい、フリーライター・華光パチ助の実戦記録。今回の機種は、今月6日にデビューしたばかりのパチンコ最新タイトル『P北斗の拳9 闘神』(サミー)だ。

 その名の通り、『北斗』シリーズ第9弾となる本機。まずはスペックについて説明していく。

『P北斗の拳9 闘神』(銀座製)

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サミー 公式HPより

■大当り確率:約1/319.7
■右打ち時図柄揃い確率:約1/29.5
■バトルモード突入率:約66%
■バトルモード継続率:約81%
■転落小当り確率:約1/105.1
■賞球数/カウント:1&4&7&15/10C
■時短回数:1回or900回
■大当り出玉:10R約1500発+秘孔チャッカー 3R約450発+秘孔チャッカー

○○〇
 シリーズ初となる1種2種混合+転落タイプを採用した本機。注目ポイントは、「高突入×高継続×高出力」という時代が求める3要素を徹底追求した優秀なスペック面だ。

 まずヘソ大当り時は59.4%でラッシュ直行となり、残りの40.6%は「七星チャレンジ」へ突入する。「七星チャレンジ」は時短1回+残保留4個(内部的に時短900回+残保留4個の可能性あり)の突破型で、ここで大当りを射止めることができれば右打ち「BATTLE MODE」確定だ。

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 「BATTLE MODE」は継続率約81%の転落バトルタイプで、転落小当り(1/105.1)を引く前に大当り(1/29.5)を引くゲーム性。大当り時の出玉はALL1500発で、さらに「秘孔チャッカー」なる賞球ポケットも搭載されているため、通常の出玉(1500発)に加えて100発以上の出玉を獲得できる仕組みとなっている。

 まさに「高突入」「高継続」「高出力」を実現した『北斗9』。時代をけん引してきた『北斗』ナンバリングシリーズにふさわしい出玉性能といえるだろう。そんな本機を打つべく、導入週の休日にさっそく実戦してきた。

 開始からわずか50G弱で明らかにアツい演出が発生。初打ちだったので具体的な演出名は覚えていないが、リーチ中にキリンフラッシュ→キリンカットインが発生するなど、激アツのオンパレードで見事初当りをゲットした。ちなみに、演出カスタムは「キリン柄超激熱モード」「先読み大チャンスモード」「クレイジーギア超激熱モード」をオンにしており、この時の変動で先読みは発生していない。

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 幸先よく大当りを射止め、気分は上々。しかも、ラウンド中のバトルでは激アツの「北斗七星」演出などが発生し、ラッシュ直行の7図柄をゲット!低投資でラッシュに挑める最高のシチュエーションとなった。

「BATTLE MODE」中は、新バトルシステムの「救世主MODE」とシリーズ伝統のバトルが楽しめる「覇王モード」、この2種類の演出モードから任意で選択可能。お馴染みのバトルモードでもよかったが、今回はせっかくなので「救世主MODE」を選択した。

 消化中は、数Gに1回の頻度でバトル発展の煽りが発生し、その多くがフェイク(発展しない)である。発展後のバトル演出では「先制=勝利濃厚」という嬉しいパターンもあるが、筆者が連チャンしてきたときは復活大当りが多かった。

 なので、変動自体は速いものの、全体的に見ると爽快感は皆無という印象である。同じようなゲーム性を採用している『Pフィーバー 機動戦士ガンダムユニコーン』と比べると、それは明らかだ。

 『北斗』のパチンコといえば、継続か否かのアツいバトルが醍醐味であり、その演出に時間をかける必要性は十分に理解できるが、それまでの過程がちょっと……。昨今の超速タイプ系の機種に慣れてしまった影響は少なからずあるのかもしれない。ただ、それでもダラダラ感は否めない。

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拳王の攻撃を耐えたレイ

 これが、消化可能G数が決まっているST系なら納得できるが、本機は「大当りor転落」のどちらかが当るまでラッシュが継続する仕様である(※厳密には900回+残保留4個まで)。つまり、リーチ発展までの演出で無駄に煽る必要はないのだ。シリーズ初の“転落バトル”ということでかなり期待していたが、このような演出構成は少し残念である。

 このままだと本機への文句が止まりそうないので愚痴は一旦ここまでにしておくが、出玉面の方は申し分なかった。今回のラッシュでは、7連からの一撃11000発弱の出玉をゲット。やはりALL1500発+秘孔チャッカーで得られる出玉感は強烈である。

 正直、また打つかと聞かれたら「ノーコメント」と答えるが、まとまった出玉感を味わいたいという方にはオススメできる機種といえそうだ。

(文=華光パチ助)
<著者プロフィール>
「光り」に心を奪われた快楽主義のフリーライター。当初はジャグラー派だったものの、『沖ドキ!』の登場によってハイビスカスにドハマり。今では『ハナハナ』シリーズ含む完全告知台全般を好んでよく打っている。最新パチンコ機種の新台情報、5号機の昔話や実戦記事などをメインに執筆中。

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