パチンコ新台「確率1/179.5×右ALL1500」の超スペックを発表! らしさ満載の個性派メーカーを振り返る
独特すぎる作りのパチンコがコアなファン層に刺さりまくり、業界内で独特な存在感を発揮するメーカー・高尾。「平均点を上げる」「高い合格点を目指す」ような機種作りが大勢を占めるなかで批判や失敗を恐れない社風が高尾らしさを育んできた。
例えば高尾が初めて液晶を搭載したデジパチ『スーパーベビー』。パチンコのモチーフとして赤ちゃんを起用し、コミカルな動きでビギナーファンにも訴求できるような演出を採用。ピコピコハンマーで図柄を止めるなど、らしさを発揮したマシンである。
現金機とCR機の2タイプあったが、前者はノーマルなデジパチ、後者は2回ループとゲーム性には大きな幅が存在。ただ、『CRスーパーベビー2』は確変突入率が2/15と突入率が低い分、大当り確率が1/256と比較的遊びやすい仕様となっていた。
同時期の高尾マシンでいえば『あっちむいてほい』を忘れてはならない。機種名からすると子どもたちの遊びを取り入れた明るい世界観をイメージするかもしれないが、実際は居酒屋で展開する大人な遊びとなっている。
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この機種における最大のポイントとなるのが大当りラウンドの演出。規定のラウンドで「あっちむいてほい」が行われるのだが、現金機の『居酒屋編』においては5勝以上すると時短(100回転)が付与されるようになっているのである。
リーチアクションでは、上司と思わしき2人の男性と女性1人が登場キャラになっているのだが、女性が大活躍。お願いしたり、図柄がフラッシュするなどのいくつかパターンはあるものの、基本は女性が中図柄をぶっ叩くアグレッシブなリーチ演出が展開する。
このように遠い昔から高尾らしさを発揮していたメーカーだが、新機種においてもそのマインドが陰ることはない。このたび発表された最新マシン『P一球魂GOLDピラミッ伝』はその名のとおり一球勝負で展開するRUSHが搭載されている。
限定公開されたPVでは、「大当り確率1/179.5」「右打ちALL1500」「RUSH突入率50.5%」「RUSH継続率約75.2%」といった核となるスペック情報が確認できる。
瞬間決着の最終形、ただ一球にのみ継続の成否を込めるという、究極にして最高にアツいRUSHを体験できる機種となっているのである。
(文=大森町男)
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。