「時速6万発」クラスの地上最強のパチンコ!? 果たしてその実力は…
深夜2時。ワールドワイドな文書の公開・閲覧システムの界隈をフラフラしていると、大人気パチンコユーチューバーが『P刃牙』を大絶賛して、その影響で稼働が上がったというようなことが書いてありました。
人が称賛している話を聞くと打ちたくなるのがパチンカーというもの。「パチンコNOW」で守屋さんが楽しそうに機種の解説をしていると、その台を打とうとホールに行きたくなったものです。
また『P刃牙』っていうのがずるい。原作の面白さは言うまでもありません。最高のバトル漫画です。そしてスペックが通常時の役物当りもある1種2種混合機という間違いないゲーム性。
さらにRUSHは時短3回転+残保留2個で展開する瞬速決着の約85%高ループとパチンコのトレンドを取り入れた内容。その時速が5万発とも6万発とも言われるような爆発力を備え、まさに握力(役物)×体重(高継続率)×スピード=破壊力の方程式を成立させるマシンでしょう。
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正直初打ちの印象はあまり良くありませんでしたが、あまりしっかりと打ち込めなかったことによる誤謬の評価でしょう。今をときめく人気者が評価しているのです。間違いありません。きちんと向かえばその面白さを確認できるはず。いざ、実戦。
確率分まで回しましたが、まるで当る気配がありません。赤系予告が出ようが何しようが発展してもキャラリーチ。赤保留でキャラリーチ行って簡単に外れた時は神取忍と戦ったジャッキー佐藤の心境ですよ。心を折ってくる。
きつい。かなりきつい。それでも大当りすれば、RUSHに入れば、連チャンすれば、と自分を励まし魂を鼓舞し続けます。右打ちになれば面白いんだ、いっぱい玉が出るんだ、アドレナリンが噴出するんだと大当り後に希望を託します。
もうええわ。あと500円でやめよう。キリのいい回転数でやめよう。何度も挫けそうになりながらようやくたどり着いた「地上最強の親子喧嘩」の勝利。それまでの「地上最強の親子喧嘩」はまるで勝てる気がしない内容で、今回もそうだったのですが、なんか勝っちゃった。
ともあれやっとスタートラインにつくことができ一安心。いや、これはもう桃源郷の入り口です。これから目くるめく連チャンと出玉の嵐に飽き果てるまで喰らわせつつも足りぬRUSHがやってくるのです。
そのバトルモード。初回はVストックで次回大当りが約束され、いよいよ本番。期待と興奮でにわかにボルテージもアップしてきます。なんせあの苦痛を耐えたのですよ。それは極上の見返りがあるに決まっています。
開発陣だってRUSHに自信があったからこそのあの通常時でしょう。すべてを飲み込んでとにかく右打ちを体験してみろと、そういうアツいメッセージにほかならないのです。そうじゃないと間尺に合いません。
さあはじまった! 3、2、1、右打ち。バトルゾーンの相手は渋川剛気。強攻撃喰らってドロドロになりました。ボタンアイコンが実体化ぁ……しない。ブラックアウトで通常時画面。連チャンなしでスルーです。
おい! くそ面白ないやなかいか!
(文=大森町男)
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。