同一機種のパチスロなのに…「〇〇が違えば中身は別物」?
サミーや大都技研のパチスロは、再販される際に初期販売分とは外観デザインの異なるver.として販売されることもあります。しかし、見た目は異なっても中身は一緒。これは当然のことですよね。
少し前でいえばサミー『頭文字D』が良い例でしょうか。初期ver.は主人公『藤原拓海』の車両を基調とした白いデザインでしたが、第二弾はライバル『高橋啓介』の車両を基調とした黄色いデザインでした。
しかし、昔のパチスロには例え同一機種でもデザインやパネルが違えば中身も別…もっといえば、見た目が一緒でも「初期ロット」「後期ロット」で中身が異なるということも実際にあったりしたのです。
これには噂の域を出ないものと、事実として存在したものの二通りがあります。有名どころでいえば4号機創生期のスーパーヒットマシンでしょうか。
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2パネルがありましたが、「こっちのパネルは良く連チャンするが、片方は連チャンしない」だとか、その真逆の噂もありました。「初期ロットと後期ロットで連チャン性能が違う?」とかの噂もありました。
20万を超える台数が販売されましたし、この時代にはまだ3号機時代の名残で『裏モノ』も存在しただけに、チューンアップを施した店も実際にありましたからね。そういったところから、様々な噂が流布していたとも考えられます。
しかし初期ロット、後期ロットで明らかに挙動の違うパチスロ機も確かに存在しました。それは「設定状況が導入時とは違うからでは?」等という域を遥かに凌駕するような“決定的な差”だったこともあったのです。
あくまでも私の地元の話ですが、某メーカーのパチスロ機に関する思い出は強いです。導入当初は「これ裏モノ?」というような挙動を見せるのですが、1週間もすればおとなしい性格に…。
まずはノーマル機として導入され、その後にチューンアップが施され猛爆マシンへと変貌するパターンというのは、それほど珍しくはなかったのです。しかし、それとは真逆ですからね。
ただ、そのメーカー系パチスロ機の新台入替は別格でアツかったのも事実。ただでさえ新台入替、いわゆる『新装開店』が激アツだった時代。純粋にパチスロを楽しめればそれだけで良かった私にとって、その真相は全く関係のないことだったのです。
その日その時に777を沢山揃えてメダルがいっぱい出れば、それだけで満足できた…アノ時代が一番良かったのかもしれません。
(文=電撃しらっち)
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。
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