パチンコ店関係者に聞く！　立ち回りに使えるかもしれない色々情報【後編】

編集部

【この記事のキーワード】#パチンコ, #パチスロ, #ホールスタッフ

　前回記事に引き続き、数年間ホールスタッフをしていた方と、長年正社員としてパチンコ店に勤務していた方から併せて、役に立つかもしれない豆知識などを伺い、その内容をQ&Aにまとめました。

　今回は、前回よりも気持ち攻めた内容となっています。そんなこと知ってるよ、数年で何を解った気になっているんだ、と思われるかもしれませんが、どうかお付き合い下さいませ。

パチスロの液晶ズレには何か意味がある？

　店によりますが、基本的には何もない、と考えたほうがよいと思われます。台中のメダルを取り出した、配線やセキュリティの確認など、そのほとんどは台の電源が入った後に何らかの作業が行われただけ、という可能性のほうが高いでしょう。

　液晶ズレと併せて、リールガックンは開店前に誰かがリールに触れた、などを原因として容易に発生しますので、過信しすぎないほうがよろしいかと。もちろん、こちらもお店によると言えますが。

何か使える情報はないの？

　今あなたの目の前にある機器で「（ホール名）　旧イベント日」といったキーワードで検索するのが一番が手っ取り早いかと思います。

　おそらくどこでも通じる、ほぼ間違いないであろう台選びとしては、まず一番設置台数の多い機種（または看板機種）、次に新台、準新台です。

　ほかに言えることとしては「お盆正月GW連休中は絶対に行っちゃダメ」でしょうか。出かけたいなら旅行にでも行きましょう。

宵越し天井ってどう？

　お店によるとしか言いようがありませんが、おそらく「天井の強い台とゴッド系は毎日全台リセット、AT・ART中閉店及びあからさまに天井間際の台もリセット」という所が多いかと思われます。

　つまり逆に言えば、目立ってさえいなければリセットされない可能性が高い、とも言えます。特にツインエンジェル3やマジカルハロウィン5のようなナビストック、かつ押し順を間違えるとパンクする台で、取り切れないほどのストックをしてしまったならば、閉店前にパンクさせて次の日に持ち越し、という作戦は可能かと思われます。謎ストックが発生すれば据え置き、無ければ打ち替えと、設定変更看破も容易です。

いいお店の見分け方ってある？

　個人的な意見ですが「近くに競合店が複数あり、朝イチの入場抽選参加者がほどほどにいて、低貸しコーナーを除いて平日夕方ごろの稼働5割以上、休日なら7割以上」というのが目安になるかと思います。ただし、稼働が高い＝優良店という訳でもありません（特に大型店はその傾向が顕著です）。そこからの釘は開いているか、設定が入らないと出ない台は出ているか、などの確認が最も重要なところです。

　また、どうしても出玉に目が行ってしまいがちですが、稼働が7～8割を超えると店側のプラスでもそこかしこで出玉が見えてくるという、いわゆる「稼働マジック」が発生しますので気を付けて下さい。

旧イベント日はどういう扱い？

　大抵のお店で「開ける日」になっているはずです。そう考えているお店ならば、内装を特別なものにする、特別な立て看板を出す、タレントを呼ぶなど、できる限りの方法でアピールしている、その日だけは入場抽選参加者がやたらと多いなど、見分けることもそう難しくありませんし、狙いとしては有効でしょう。

どんだけハマるのこの台……？

　わかりません。印象に残っている大ハマりとしては、1/315の台で3000回転以上ハマっての大当たりゼロです。

　ちなみに、パチンコで大当たり分母の数だけ回して当たらない確率は、だいたい3回に1回程度となります。

ヘソ釘に玉が乗った！

　時々話題となる「ヘソ釘の上に玉が乗った写真」。実際のところ、これはどのようなお店でも起きうるもので、原因は十中八九「ヘソ釘が折れている」だけです。何度も玉が当たっているうちに、ヘソ釘が金属疲労で小さく折れ、グラグラになった釘が玉で内側に押された結果、このような現象が起きます。

　文句をつけたところで「釘が折れているからこうなったんですよ」とヘソ釘を揺らしながら説明された後、その台の電源が落とされて稼動停止、変更承認申請中になるだけです。ただし、これが「特に説明もなく、玉を上から押し込み、そのまま稼働させ続けた」というのならば話は別となります。まずありえないでしょうが……。

　これよりも「一般入賞口に玉が引っかかっている場面」の方が、よっぽど問題の写真となる気がします。