パチンコRUSH「約97.8%継続×期待値9000発」の激アツ新台も話題! 人気シリーズ初代を振り返る
「約97.8%継続×期待値9000発」の激アツ新台が登場
『P大工の源さん超韋駄天』の大ヒットに牽引され、ほかの人気シリーズにも高継続率速攻決着タイプの機種を続々投入している三洋。その流れは看板娘をフィーチャーしたスピンオフマシン『GO!GO!マリン』にまで及んだ。
『P GO!GO!マリン超連撃BATTLE』最大の目玉はRUSHの継続率。その数値、なんと約97.8%と桁外れ。演出では「連撃無双のマジカルバトルモード」と「上乗せ型ノーリミットのインフィニティモード」を選べ、モード突入時の払い出し期待度は9000発を超えるものとなっている。
この大元となる機種は2005年に登場した『CR GO!GO!マリン』
もうすでに17年の月日が経過しているので、存在自体を知らないファンもいるかもしれないが、あのマリンちゃんがついに単独ソロデビューを果たしたと注目を集め、当時はテレビCMも展開。大勢の頭だけ2次元マリンちゃんが登場するインパクトのある映像であった。
そんなシリーズ初代は、確変ループタイプで100回転の時短が付与される王道のスペックで展開。メインとなるミドルタイプには大当り確率が1/369.5で確変60%となる『M56』と1/309.5の確変50%『M55』、1/288.5で確変50%の『M6』が用意されていた。
このようにスペック自体は『海物語』とほとんど変わらないものであったが、演出面ではおなじみの横スクロール5ラインから大きく逸脱。5つの変動ラインが並ぶ縦スクロールで、リーチが成立するポイントが15ヵ所、最大リーチラインが6とかなり変則的な内容となっているのである。
もちろん、ライン数によってリーチ演出が変化。4ラインの「クリオネリーチ」や5ラインの「ダンスリーチ」に発展すれば大当り期待度も高まる。最高の6ラインなら大当り濃厚のプレミアムとなっている。
ほかにも、左の2ラインでリーチがかかりどんどんテンパイ数字を追いかけるように展開する「おいかけリーチ」やブランク一直線から発生する「ラッコチャンス」などイレギュラーなパターンから発展するリーチも存在した。
一方、甘デジタイプはSTを採用。すべての大当りでSTに突入し、5回転ST+45回転の時短がセットになる電サポモードが搭載されていた。結果的にこの甘デジタイプがもっともファンの支持を得た印象で、第2弾となる『CR GO!GO!マリンミラクルバケーション』ではSTタイプ1本で展開されている。
初代『GO!GO!マリン』が導入された時期は『CR大海物語』が出た頃で、『海』シリーズが盤石の体制にあったとはいえ、巷には『超激海』や『海伝説』といったあからさまな模倣機種や『ワンワンストーリー』のようなオマージュマシンが横行するような状況でもあり、マンネリを打破しようとする意識があったのかもしれない。趣向の異なる『海』番外編マシンの草分け的存在といえそうだ。