記憶から消せないパチスロでの敗北…【濱マモルののほほんコラムVol.176 ~泥酔しても忘れないもの~】
濱マモルののほほんコラムVol.176 ~泥酔しても忘れないもの~
3月21日に神奈川県のまん延防止等重点措置が解除されて以降、自分なりに感染対策をしながら普通の生活をしようと考え方を変えた。
これまではセーブしていたライブへの参加も解禁。特に10月から11月上旬にかけては10月2日に吉祥寺GBでSA、10月9日には善行Zでlocofrank、10月10日には同じく善行ZでHAWAIIAN6、10月16日には有明ガーデンシアターで男闘呼組、10月23日には日比谷野外大音楽堂でG-FREAK FACTORY、11月4日にはKT Zepp YOKOHAMAでサンボマスターと、ほぼ毎週のようにライブハウスなどへ出向いていた。
音楽と言えば酒である。まぁ野球と言っても、旅と言っても、海と言っても、酒なのだが、特に音楽と酒は相性がいい。開演前から居酒屋で肩慣らしするのが我がルーティンで、ライブ中も極上の音を浴びながら牛飲。当然、終演後も居酒屋で飲み直し、時間が早ければ家に戻ってからも飲み続けることだってある。
それだけ飲み散らかすのは、楽しいからである。ただ、ここで白状すると、あまりよく覚えていないことも多々。記憶が曖昧どころか、数時間の記憶がすっぽりと抜けていることもあり、気付けば朝といったケースも少なくない。
年のせいか、ここ数年はライブに限らずこういった現象が増えた。例えば打ち合わせと称した飲み会、序盤は喉を潤す程度のペースで酒を口にし、しっかりと決め事をまとめる。その後、「よし終わった。じゃあ本格的にスタートしますか」とばかりに飲み始めた結果、当夜のことを全て忘れてしまっていることもあるから困ったもの。どこからどこまでの記憶が飛ぶかはその日の体調、或いは酒量次第なのかは分からないが、とりあえず必要事項はスマホにメモするようにしている。で、後日、よく分からない内容のメモを見付けることもある。
反面、いくら飲んでも忘れないこともある。それは、パチスロでの敗北。言うまでもなく、大敗した時は酒に慰めてもらうわけだが、浴びるほど飲んで次の日の夜まで酒が抜けない状態であっても、なぜか消し去りたい記憶のみ抜け落ちていないのである。
事あるごとに「ターニングポイント」を…
先日もそうだった。夕方手前にホールへ入店すると、コンスタントにSTへ突入している『パチスロ甲鉄城のカバネリ』を発見した。11月14日発売の「パチスロ必勝ガイドMAX12月号」を読んでくださった読者さまならご存じの通り、アタシはとにかく「無名CZ」の2択をやれずに苦汁を嘗めているのだが、常連曰く高設定の可能性が高いとのことだし、これならば勝てるだろうと打ち始めたところ、やはり2択をハズしまくり、尚且つST中の3択もスカりまくった。
これで、コイツとの対戦は公私を合わせて8戦8敗。あまりの悔しさに帰宅後は朝方まで下町のナポレオン・いいちこをロックで激飲し、夕方まで布団の中でもがいていたのだが、恨みは深く胸に刻み、三代先まで呪い続けてやるという性格だからか、事あるごとに「あの時の2択を当てていれば」「あの時の3択をハズさなければ…」などとターニングポイントを思い出してしまうのだから、たまに、そんな自分が嫌になります。