「累計負債は140万円」…アノ屈辱を晴らすことはできるか!?【濱マモルの新台実戦記~『P牙狼GOLD IMPACT』編~】

濱マモルの新台実戦記~『P牙狼GOLD IMPACT』編~】

 ここで会ったが百年目。何度、同じことを言い続けているだろうか。

 サンセイR&Dが誇る牙狼シリーズの初代、『CR牙狼XX』は2008年の後半に登場した。基本的にパチンコ・パチスロの個人収支は毎年プラスなのだが、2009年は大幅にマイナス。その理由は他でもない、この『CR牙狼XX』に、ケチョンケチョンにヤラれたからである。

 大当り確率は397.18分の1、魔戒チャンス突入率は50%。大当り出玉は全て15Rだし、巷ではかなり甘い仕様とされていたが、それは確率通りに引けてこそであり、個人的にはクソハマる上に魔戒チャンスもスルーするというのが常。トータル魔戒チャンス突入率は4分の1を切っており、意地になり続けた結果、累計負債は軽自動車を買えるほど、包み隠さず言えば140万円ほどに達した。

 当時は、ありがたいことに原稿仕事が山ほどあった。なにより独身だったし、まぁ怒りを制御できなかった代償と諦めていたが、家庭を持つと、これだけの金があれば子供たちになにを与えられただろうかと、ついつい考えてしまう。

 美味しい物を食べさせられたし、おもちゃも買えたし、本もたくさん買えた。北は北海道から南は沖縄まで、あらゆる所へ遊びに行けただろうし、海外へ旅立つこともできただろう。パスポート、持ってないけど。

 まぁそんなこともあり、同シリーズ、とりわけ初代のスペックに似たタイプが出るたびにリベンジを狙うのだが、毎回、返り討ちに。出玉の肝である魔戒チャンスが非常に遠く、先日、『P牙狼GOLD IMPACT』での初当りが非突入だった時は「またか…」と落胆したものだった。

初代を踏襲していると言えばそうなわけで…

 10代目にして最強と名高い本機。大当り確率は319.68分の1、魔戒チャンス突入率は50%で、大当り出玉はALL10R約1,500個と、やはり初代を踏襲している。となると当然、復讐の対象となるわけで、導入週から出陣。運良くあったひとつの空き台に座ると、千円あたり18.2回と、なかなか良好な調整だった。

「ひとまず、魔戒チャンスを引くまで打ってやる」。初当りは1万円で射止めたこともあり、まだ財布には軍資金がある。なんなら持ち玉で再び初当りを引けるかも…などと淡い期待を抱くも、そんな期待は瞬時に引き裂かれ、追加投資を強いられた。

 正直、通常時の演出にはいろいろと思うところがある。あらゆる予告や煽りがあるからか、緑保留なんぞは完全に空気。赤保留も平然とハズれるし、3Dがウリの牙狼SPリーチもまるで頼りない。

 ただ、これらも初代を踏襲していると言えばそうなわけで、他の現行機と比べてサクサクと消化できる点は好印象。アツめの演出を散々ハズしておきながら、「え? これで当るの?」といった意外性も悪くないし、追加投資3万円で射止めた2回目の初当りは、まさしくそんな塩梅だった。

 しかも、その初当りは魔戒チャンスが確定する「SUPER GARO BONUS」。以降は1分の1の大当りが81%でループすることとなるわけだ。

 結果から言えば、この日はやってやった。初当りを含めて一撃18連で、画面上で2万7,135pt、出玉にして2万5,000個超を獲得。総投資4万円を一気に回収することができた。

 わずか30分足らずで、この大量出玉。スピード感は申し分ないし、先述の通り、通常時の消化速度も評価できる。御多分に洩れず本機も甘いスペックが故に今後の調整への不安はあるものの、初打ちで大勝できたのだから、しばらくは打ち続けるつもりである。

濱マモル

神奈川県横浜市出身。レコード会社勤務の後、フリーライターへ転身。パチンコ・パチスロやギャンブル系を中心に、野球、音楽、街情報など幅広い分野で執筆する。特技は料理と飲酒で、超常現象好き。ドラマーとしての顔も持つ。

Twitter:@hamamamoru777

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