あの名機が「A350×ツインBB」システムで完全復活! いまだ熱狂的ファンが多いパチスロ史上初の“Yタイプ”マシン!
史上初の「Yタイプ」で話題になった初代『ナイツ』が完全復活
7月3日から導入開始の山佐『Sナイツ』。スペックは、約350枚の「ハイパーBB」と約151枚獲得の「チャレンジBB」を搭載したツインBB仕様となっており、ボーナス中は2コマ目押しの技術介入要素があったりします。出荷台数は現時点で200台程度とかなり少ないようですが、その内45台が某系列店へ導入されるということも話題ですね。
2001年にリリースされた4号機『ナイツ』を疑似ボーナスタイプで完全再現ということですが、あの秀逸なゲーム性はどこまで再現されているのでしょうか。
初代ナイツのボーナスゲームは1回だけ。史上初の「Yタイプ(当時の分類ではBタイプ)」という特殊な仕様で液晶非搭載でしたが、リールフラッシュやバウンドストップ、フリーズや予告音に至るまでプレイヤーを飽きさせない演出が実に多彩で見事な出来栄えでした。
ボーナスはレギュラーなしのBIGボーナスオンリーですが、3択の15枚小役が完全ナビされるハイパーBIG(平均約410枚)と、勘が頼りのチャレンジBIG(平均約180枚)という2種類を搭載。
REG非搭載ということもあり、BIG確率は(設定1~ 6):1/199.8~ 1/119.6と破格。通常時はスイカが成立することでパネル右にあるキャンドルランプが点灯し、点灯すればハイパーゾーンへ移行。この間に引いたボーナスは全てハイパーBIGとなります。
このハイパーゾーンはランプ役成立で状態移行するのですが、ハイパーBIG終了後は必ずハイパーゾーンからとなるため、この軽いボーナス確率を活かし如何にゾーン中のBIG連打で出玉を積み重ねるかが鍵となります。
機械割も高く設定1以外はフル攻略で100%を超えるため、甘めの機械といえたのかもしれませんが、個人的には全く甘いという印象がないのです。
ゲーム性はもちろん、サウンドも神曲レベルで素晴らしい!
時代的にも爆裂AT機やストック機が混在していましたし、地元にはナイツを甘く運用している店が皆無だったことや、ボーナスをそこそこ引けてもチャレンジBIGばかりがダラダラ続くと出玉は伸びませんでしたから。
大好きな1台ではありましたが、低設定台を打つとジワリジワリと確実に負債が蓄積されていくイメージで大量メダルをGETした記憶などほとんどなく、せいぜい2000枚くらいが最高だったでしょうか。
しかもこの時代は、2000枚どころかAT機が2万枚吐き出すような機種が多数ありましたからね。そうした時代背景もあって、そこまでヒットした感じでもなかったのは確かです。
でも本当にゲーム性は素晴らしく、個人的には欠かせない要素である「サウンド」も神曲といわれるくらい素晴らしい曲を備えていました。ハイパーBIGの曲なんか異常にカッコ良くて、いまだにナイツは『神台』というような熱烈なファンも少なくないんですよ。
その後、2016年には5号機『ナイツ2』がリリースされていますが、4リール仕様の中身は「リノタイプ」でこれといって話題にもなりませんでした。そしてついに6.5号機で復刻ということですが…。
某YouTubeチャンネルでは「再現度100%」などと絶賛する声があがっておりました。まさに打感は4号機のナイツそのものだと。ただし台数がわずか200台ですから、まずは地元のホールに導入されるかどうかという時点で、遊技へのハードルは高そうです。
とはいえ、もし近隣店に導入された際には果敢にチャレンジしたいと思いますので、まずは導入されることを願うばかりですね。個人的には気になるマシンですから。とその前にまずは4号機の初代ナイツをしっかり堪能するとしましょうかね。