【パチンコ業界NEWS】適切な救急救護活動で人命救助。スーパーハリウッド矢賀店の従業員へ感謝状
スーパーハリウッド矢賀店スタッフへ感謝状
岡山県を拠点とする成通グループは7月13日、同グループが運営する「ハリウッド」チェーン「スーパーハリウッド矢賀店」の従業員が、来客者の命を救ったとして広島市東消防署より表彰されたことを公式HP上で公表した。
3月15日12時50分頃、スーパーハリウッド矢賀店の駐輪場にて急病で倒れている来客者に対して、同店の太田店長がAEDを使用したほか、スタッフが119番通報などの適切な救急救護活動を行ったことで、一命を取り留めた。この行動に対して、7月12日、広島市東消防署の桑原署長より感謝状が贈られた。
同グループでは、定期的に全従業員を対象にAEDの講習を実施。同グループは今回の活躍を通じて「改めてAEDの必要性、講習の重要性などを知ることになりました」と述べ、「これからもお客様が安心してご遊技していただくために従業員一同、咄嗟の判断、対応ができるよう常に備えてまいります」としている。
AEDとは自動体外式除細動器のことで、心停止状態の人に対して胸骨圧迫とAEDの電気ショックによる適切な一時救命処置を迅速に行えば、7~10%とされる1分ごとの救命率の低下を4%に抑え、10分後でも約60%の生存率を保つことができる。
日本は世界でも有数のAED保有国だが、その使用率はわずか5%程度にとどまっている。今回の適切な救急救護活動は、同グループの定期的な講習の賜物と言えるだろう。
千葉県野田市と災害支援協定を締結
なお、同グループとしては6月30日、「ハリウッド野田店」と「ハリウッド七光台店」の2店舗が、所在する千葉県野田市と災害時支援協定を締結している。
同グループは「地域のために役に立ちたい、有事の際にハリウッドがあることで地域住民に少しでも安心してもらいたい」と締結の理由を説明。野田市の鈴木市長も「風水害や地震による災害に備え、様々な防災対策を進めている中で、災害時に株式会社成通様が市内に展開する2店舗の駐車場を避難場所や災害対応拠点(資機材置き場等)として、また、店舗内のトイレをはじめとする設備や備蓄品を提供いただけるようになり、大変心強く、また、有難いものと思うところでございます」と感謝を述べた。
同社はこれまでに、全国で15店舗が地域と防災に関する避難所等の協定を結んでいる。