【究極そっくりパチンコ特集】あの時代だから許された? 老舗メーカーから生まれた傑作たち
究極の「そっくりパチンコ」たちを特集!
春先に業界を驚かせた『西陣』廃業の一報。その直後に当サイトでも5回にわたり羽根モノの特集を組みましたが…。
今回は更に掘り下げて、中でも「間違いなくどこかで見たことある」と感じてしまうようなキャラクターがモチーフの羽根モノを前後編でご紹介したいと思います。
まずは1983年の『エレックスD-51』。スバリどこかで見たことのあるような…とオブラートに包むような表現は、もう良いでしょう。どれも40年近く経っている訳ですし、あの時代だからこそ許されたのかどうかは知りませんが、もう時効ってことでどうでしょうか。
どう見ても私にはメーテルにしか見えませんが、おそらく当時これを遊技していたパチンカー達も同じ思いだったはず。でも実力は本物で、特筆すべきはサウンド面です。
汽笛音や踏切音、『シュッシュッ』という蒸気機関車特有の排気音なんかが凄くリアルに再現されていて臨場感たっぷり。本当に良くできている印象で、当時の人からすると、盤面の女性なんて気にするようなことでもなかったんでしょうね、きっと。
最近は何でもすぐに炎上したり、ちょっとしたことでも不適切だとクレームが入ったり生きづらくなったといわれますが、大らかな時代だったんでしょう。これぞ正にザ・ 昭和です。
あの「大ヒット映画」を彷彿とさせる傑作も
さすがに古すぎて最近の若い人たちはピンとこないかもしれませんが、私たち世代はロッキーに熱狂したものでした。描かれている男性の話に戻りますが、特徴をしっかり掴んでいてスタローンさんによく似ております。
役物の羽根の右個所などは、ロッキー3に登場する『クラバー・ ラング』というライバルキャラにそっくりです。もう「ここまでやるか?」って感じですが、やはり当時の人たちは気にも留めなかったんでしょうね。
映画ロッキーは楽曲も有名で、当時のパチンコ店ではロッキーのテーマ曲がよく流れていたのも有名な話ですね。今のようにYouTubeもサブスクもなかったですし、サントラ盤がさぞかし良く売れたのではないかと思います。
さすがに『ゴング』でロッキーのテーマ曲は流れませんでしたが、もし当時に権利を持っている会社などが西陣に対して訴えを起こしていたらどうなっていたんでしょうね。永遠に答えは出ませんが、興味深いところではあります。
ちなみに『D-51』と『ゴング』は共に、後に正式な許可を取った銀河鉄道999とロッキーのパチンコ、パチスロが西陣とは別のメーカーからリリースされているのですから面白いものです。これらの古いパチンコ機も、いわゆる『昭和レトロ』といえるのではないでしょうか。
『昭和レトロ』。私、昭和のおっさんには素敵な響きです。という訳で昭和の古き良き、大らかな時代の『そっくりパチンコ』前編いかがでしたか? また次回後編もお楽しみに。