「有名業界誌」休刊…そのニュースに「パチンコ業界の大御所」が感じることとは?
「有名業界誌」休刊に業界の大御所が感じることとは?
既にご存じの方も多いことであろう。業界誌「PiDEA」休刊のニュースが駆け巡っている。
ベテランライターの大崎一万発が主宰YouTube「まんぱつ」内の動画で言及した通り、パチンコ業界は巨大産業であるが故に「業界に特化した専門紙」が多数、存在する。有名なところでは「遊技通信」「アミューズメントプレスジャパン」「遊技日本」「グリーンべると」など。その中でもPiDEAは「かなり後発」の業界誌だそうで、大崎氏によると、「パチンコ屋さんで働いている一般の人が見て目に留まるような記事をたくさん作られていた」という。
最近ではパチンコ・パチスロ系まとめサイトの管理人にネットマーケティングのことを聞くなど、「一般の業界誌では普通、やらない」企画も実施。「内容的には柔らかく、柔らかい取っ掛かりで業界問題を考えさせるような構成」だったそうで、大崎氏は「僕的には好きだった」と語った。
そんなPiDEAで大崎氏は何度か原稿を書いたこともあったそうだが、メーカー案件で「いらんことを書きすぎてしまった」と苦笑。その指摘に対しても「僕的には間違っていると思いません!」と返したところ、「一切、そこから仕事が無くなった」そうだ。
それ故、「無くなろうと無くなるまいと、僕の人生に一切、関係がない」とコメント。一方で、「一時代を築いたメディアが無くなったことには追悼しなければならない」とした。
「時代の変わり目。時代の終わりを痛感している」
大崎氏によると、パチンコ攻略誌が無かった時代、業界誌は「パチンコ・パチスロに関する情報を世に知らしめる」役割を担っていたそうで、「新台のPRが載ると、その台がめちゃめちゃ売れた」ことも。メーカーと業界誌との「蜜月の時代というのがすごくあった」とし、「今のDMM(ぱちタウン)さんとか、スロパチ(ステーション)さんみたいな役目」だったと説明した。
「時代の変わり目。時代の終わりを痛感している」。大崎氏はメディアの変貌と共に、打ち手やホール、台の作り方や売り方も「どんどん変わっている」と発言。しかも、「そのスピードがどんどん速くなっている」とし、「まんぱつ的には大変。情報を追っかけていくだけで精一杯」と続けた。
反面、勝ち方を追求し、今のパチンコ・パチスロを「楽しい」と感じているユーザーがいるのも事実。大崎氏は、そういった方たちに「長く良い付き合いをしてほしい」とメッセージを送ると同時に、「また新しい時代に期待して、この先も死ぬまでパチンコをやっていきたいと思っております!!」と宣言した。