大手パチンコホールがYouTuberと訴訟沙汰に? 業界の重鎮が「目立ったもの勝ち」のSNSトラブルに問題提議
「キング観光」が某YouTuberと訴訟沙汰に?
どうやら、SNS上で揉めごとが起きているようだ。
業界の大御所・大崎一万発氏の主宰YouTubeチャンネル「まんぱつ」内の動画によると、「YouTuberの方とキング観光さん」が揉めているようで、「訴訟沙汰」に発展しているという。
「おそらくは名誉棄損関係」だそうで、大崎氏は「言った言わない問題や、どっちが良い悪いは、なかなか外部からは判断できない」としたが、「これが表沙汰になっちゃって、一般の人もネタにする状況はどう思いますか?」と問題提議。どちらも「関係性がある仲」が故に「ここからは僕の推測」と前置きし、「なにかあったのは間違いない」とした。
大崎氏曰く、被告のホールは「大分、内情をSNSで開陳されておられる」とのこと。それは当然、「弁護士さんから『ここまでは言っちゃっていい』というOKが出ている状況」であるから、余裕があるのはホール側と予測した。
ただ、大崎氏は「これに関しては、どっち側に寄るということはない」と中立を主張。一方で、「すぐに訴える」と騒ぎ立て、「目立っちゃったら数字を取れる」といった風潮には、「これは大変に良くないというか、美しくないというか、数字優先主義みたいに思っちゃう」と首を傾げた。
「揉めごとが表に出てくると『末期だな』と思われる」との苦言も
「思っていることを言わずともして、分かり合ってなんとか治めるのが人間関係」。大崎氏は持論を述べ、それこそが「社会を円滑に動かすためには必要な、大人のスキル」とも発言。「目立ったもの勝ちは本当に良くない」と繰り返し、「僕自身も敵に回すようなことをたまに言ったりするんですけど、訴えられたことはない」と胸を張った。
また、こういった風潮は「SNSの登場以降、本当に顕著になった」とも分析。「そういうことでは、平和な世の中にならないんじゃないの?」とし、パチンコ業界についても「揉めごとを起こしてけんか腰になって、勝った負けたみたいなことになると、エンタメの世界と種類が違くないですか?と思う」「パチンコは、そういうことじゃない」と声を荒げた。
パチンコは機械の楽しさや、来店演者・ライターとの触れ合いなど、「いろいろなことを含めて遊ぶことをエンターテインメントとしてご提供する業界」とは大崎氏。「それとは全然違うベクトルのことを『エンタメですよ』というつもりは全くない」とし、「本質に立ち返ろうよ」「業界内の揉めごとが表に出てくると『末期だな』と思われる」「パチンコに興味を持った方がいたとしても『ちょっと関わるのはやめよう』という風になる」と苦言を呈した。