【パチンコ】「継続率82%×ALL10ラウンド」RUSHが1回転で当り続ける! 現役最強クラスの199スぺック!!

 これまでファンにもメーカーにもあまり注目されてこなかった印象のあるライトミドル。初代『AKB』や『シンフォギア』などメガヒットを記録したマシンももちろん存在するが、たいていはミドルタイプの縮小版とばかりに、確率や出玉性能を抑えただけの内容でリリースされるようなポジションだった。

 しかし、ゲーム性のバリエーションが拡大したP機では、野心あふれる挑戦的なゲーム性の機種も多く登場した。ミドルタイプでは冒険すぎるスペックでも「1/200くらいの大当り確率なら」と許容できる面もあろう。そして昨今話題の「ラッキートリガー」の特性が活かせる確率帯として再注目されている。

ワンツーパンチならぬワンツーRUSH

 とはいえ、もちろん、従来的な「遊びやすさ」を標榜したミドルタイプの受け皿的機種も変わらず市場を賑わしている。今回取り上げる『Pワンパンマン 199ver.』もそんなマシンの一台といえるだろう。

 ミドルタイプではR突入で3000発確保でき、オール1500発×81%ループという現行マックスの出玉性能を誇るRUSHを搭載していたが、本機もまた強力な出玉性能が魅力のマシンとなっている。最大継続率が82%で、右打ち中はすべて10ラウンド大当り。平均期待出玉は4000発だ。

 ライトミドルでは超優秀な出玉性能となっているが、そこにはある秘密が。じつは本機のRUSH、初回だけ継続率が60%と性能が一段階下がっているのだ。つまり、初回突破型のRUSHになる。ヘソ抽選時のRUSH突入率も60%で、2つの60%をクリアするワンツーパンチならぬワンツーRUSHである。

 ここを突破すれば2回目以降は82%の割合でRUSH継続となり、さらに出玉はすべて10ラウンド約1000発。ちなみに、RUSH非継続(時短なし)の大当りでも10ラウンド約1000発なので、RUSHが終わった場合でもボリュームのある出玉を得ることができるようになっている。

 ミドルタイプは一貫してRUSH継続率が81%だったので、その感覚で遊技すると「全然連チャンしない」と勘違いしてしまうのでシステムをしっかり把握しておこう。

 しかし、RUSH時の演出はミドルタイプと同様だ。右打ち中の大当り確率が1/1なので、電チューに1発入れれば大当りが発生し、4つの演出モードにて継続の当否を告知する。ただ、演出にかかわらず大当り図柄が「0」と「7」ならその時点で継続が濃厚となる。

 このように『Pワンパンマン 199ver.』は、お下がりミドルタイプ的な側面も多分にあるが、2段階RUSHで性能をブーストしているなど、ライトミドルならではの要素もしっかり組み込まれている。いろんな意味で象徴的なライトミドルタイプのマシンではないだろうか。

大森町男

羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

Twitter:@machioooo777

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