1月にパチンコホールが大量閉店…夏の〇〇でさらなる悲劇も? 大御所ライターが業界の未来を予想
2024年1月、東京都の「ジャパンニューアルファ池袋店」や「アクセス竹の塚店」、神奈川県の「キング横浜西口店」や「スロットキング横浜西口店」、千葉県の「やすだ四街道店」など、多くのパチンコホールが閉店した。その数は、火災での休業1店舗を含めて計46店舗。ひと月でこれだけの数が閉店するケースは極めて異例だ。
スマスロ・スマパチの導入は「初期投資がかさむ」
ベテランライターのヒロシ・ヤング氏は、この話題を主宰YouTubeチャンネル「ヤングちゃん、寝る」内の人気企画「パチ裏ワイドショー」でピックアップ。大量閉店の理由についても考察している。
次世代遊技機「スマートパチンコ」や「スマートパチスロ」の導入には専用ユニットが必要だ。スマパチやスマスロには様々なメリットがあるものの、初期投資がかさむ。故に、このタイミングで廃業を決めたホールも少なくなかったが、ヤング氏によると、今回のタイミングで閉店したホールは「スマパチ・スマスロに期待をかけたんだけど、やっぱり無理だったっていうお店」だという。
1月での閉店という時期に関しては、「お正月」がポイントと発言。「普段よりも何10%もお客さんが増える」とし、「取れるだけ取ってヤメましょうというのが、このタイミングだと思う」と続けた。
また、ヤング氏は夏に訪れる大問題として、新紙幣の移行についても言及。キャッシュレス化が進む中でも、パチンコ業界は「法律上の問題」などで「いまだ現金商売」とし、「その前、5月とか6月とかに、また閉店ラッシュが来る」と予想した。
「ここでパチ屋閉店ラッシュは底を打つ」との予測も
その理由として、ヤング氏は「新紙幣を識別するために機械の一新が必要」と説明。経費は「新しめの紙幣識別機なら、ソフト書き換えで済むので、1台あたり約1万5,000円から約2万円」だそうだが、「古い識別機だと1台あたり約5万円はかかる」のだという。
仮に新しめの紙幣識別機であっても600台規模のホールであれば約1千万円、古い識別機を500台交換するとなると約2,500万円の出費だ。ヤング氏は窮余の策として「新1万円札を旧千円札10枚に逆両替する」ホールも出てくるかもしれないとしたが、「面倒くせえじゃん」「それだけで大きなウィークポイントになる」と述べた。
一方で、ヤング氏は「ここでパチ屋閉店ラッシュは底を打つ」とも予測。「業界の再編が終わった」後は「今よりも大手チェーン店の占める割合が増える」とし、「小っちゃい店の独自な取り組みみたいなのが面白かった。風情や味わいもあったのに、無色透明になる。おじさんとしては寂しい」と嘆いた。
なお、当動画ではパチンコ台の上皿に接着剤を流し込んだことで82歳の無職男性が逮捕された件などについても触れている。これらを含めて、興味のある方は是非ともご視聴いただきたい。
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