【パチンコ】伝統の役物を搭載した「忍者・羽根モノ」の決定版! 垂直落下式のV入賞に大興奮!

 ドラマ「不適切にもほどがある」が話題ですね。賛否両論が巻き起こっていますが、さすが宮藤官九郎といったところでしょうか。日本を代表する脚本家で、Netflixでも作品を手がけ、世界に羽ばたこうとしています。

 そんなNetflixで現在大注目されている日本のドラマがありますね。「忍びの家」。日本はもちろん、世界92ヵ所の国と地域でトップテン入りを果たしたとか。忍者といえば花沢健吾の「アンダーニンジャ」もアニメ化するなど大人気。いま忍者がアツいのかもしれません。

私のなかの忍者・羽根物ナンバー1は…

 さて、アツい忍者といえば、羽根物でも忍者をモチーフにした機種がけっこう登場しました。西陣の『ザ忍者』とか『赤兵衛』とか。私のなかの忍者羽根物一番はSANKYOの『影丸』です。

 役物は当然、忍者。赤い忍びの衣装を身にまとった人型役物が左右に揺れ動きます。玉が忍者の後ろに回ると股の下から出てくるようになっており、そのままVゾーンに向かって流れます。

 ただ、前述のように忍者が左右にスイングしていますので、股の下を通っても動く両足が軌道を変え、すんなりと大当りしないようになっていました。だから、むしろ羽根で拾われた玉がそのまま落下してVゾーンを急襲する「垂直落下式」のパターンのほうが多かったかと思います。

 この直下型でVを射止める気持ちよさがたまりません。V入賞すると役物上にあるドットが変動し、2・4・6だと3ラウンド、3・7なら15ラウンドと振り分け抽選が発生します。

 大当りラウンド中は股の下に玉を1発貯留し、規定の羽根開放か入賞で貯留が解除されVに玉が向かいます。このときは必ずVゾーンに正対してくれるので超高確率で入賞し、規定のラウンドまで継続してくれます。

 また、3・7での大当り終了後は役物の挙動が変化し、玉が股の下に行きやすくなっていたりとV入賞を援護するような機能になっていたような気がします。

 個人的には羽根が刀になっているところがお気に入りでした。大当り中は忍者が二刀流を振り回しているようで躍動感があるのです。あとBGMもカッコよかったですね。

 とはいえ、役物としてはけっこう使われてきたタイプのものなので、新しさは感じられませんでした。業界初のタイアップマシンとしてつとに有名な『オロチョンパ』がこの役物。

 誰の何と提携しとんねんと思いながらもけっこうよく打っていたものです。したがって、『影丸』はそれほど長期間熱心に打ってはいませんでしたが、印象に残る一台でした。

 ちなみに、タイアップ的なつながりでいうと、本機と横山光輝の「伊賀の影丸」はまったく関係ないでしょう。役物は正統派の忍者のフォルムですし。とはいえ、忍者を名乗りながら赤装束とは奇天烈すぎる。ただ、これがあの頃の羽根物なのです。

大森町男

羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

Twitter:@machioooo777

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