【パチンコ】強甘デジ帯で「2700発出玉が約40%」! 遊びやすさ×破壊力バツグン高スペックマシンが旋風を巻き起こす予感
藤商事がはじめようとしている。
同社はP機勃興期となる2020年代に入るとその技術力、開発力をいかんなく発揮し、新機軸のシステムやスペックを次々発表し続けた。覚醒の端緒となったのは『P緋弾のアリア ~緋弾覚醒編~』である。
この登場以降も、右打ちオール2000発(『P真・暴れん坊将軍 双撃』)、最大4700発の大量獲得機(『Pとある科学の超電磁砲』)、突入80%×継続80%×半分が2400発というCR機仕様のスペック(『Pサラリーマン金太郎』)、さらには天国モード(『Pアレジン プレミアム』)まで再現し、P機のゲーム性を格段に向上させた。
そんな藤商事は、ここ最近、あるスペックに注目しているのではないかとにらんでいる。それは、これまでそれほど積極的に採用していない「確率帯」だ。具体的にいえば、1/160~1/130くらい。つまりライトミドルとライトスペックの間だ。
2024年の新台一発目が大本命『Pとある魔術の禁書目録2』だが、その次に出されたのが件の確率帯のマシンなのだ。2機種同時リリースで、それほど話題になっていないようだが、どちらもスペックが良いのである。
大当りの1/3以上(約38%)が2700発!
P機においては、出玉性能向上によって、ミドル機→MAX機、ライトミドル→ミドル機など、これまでのひとつ上の確率帯と遜色のない出玉感を演出できるようになった。
ただ、甘デジだとこれまでのライトミドルに匹敵するボリューム感を創出するのがややむずかしい印象がある。2段階RUSHなど、まとまった出玉を獲得するためのハードルをそこそこ高くする必要が生じる。
場合によっては確率も少し重たく。この考え方に対応したのがライトスペックだ。また、『P神・バカボン~甘神SPEC』のように破壊力を大きくしようと思ったらその両方を取り入れなければならないのである。
もうそれならもう少し確率を下げてRUSHまでのハードルを下げたほうがファンに選ばれるのではないだろうか。そういう戦略で『Pサラリーマン金太郎 159をなめんじゃねぇver.』や『PストリートファイターV K.O.RUSH LIGHT EDITION』を市場投入したのではないだろうか。
実際、後者などは大当り確率が1/135.9とライトスペックとほとんど変わらない。そのうえ、50%で本RUSHに突入し、右打ち中は大当りの1/3以上(約38%)が2700発出玉となっているのだ。さらに残りの図柄揃い大当りでは10ラウンド約1350発と圧倒的な出玉感。
RUSHの継続率は約72%とやや低いし、保留抽選のC時短ではRUSH回復の出玉なしフラグが全体の1/4ほどの割合を占めているものの、今回の実戦でも4連で8000HITオーバーを記録するなど爆発力はすさまじい。
プレイヤーの心理的には1/99も1/120も1/135もそれほど差がないだろう。そこにきてRUSHへの入りづらさや無理ゲー感が払拭されるなら、「スーパーライトスペック」「パワー甘デジ」「ストロング甘」ともいえるこのライトミドルとライトスペックの中間帯を狙わない手はないはずだ。
これまでごちゃごちゃと推察という名の妄想を繰り広げてきたが、『サラ金159』や『ストV LIGHT EDITION』が優秀なスペックや出玉力を搭載していることは間違いない。
今後、両機に追随したマシンを登場させ、新たな確率帯のスペックとして虎視眈々と市場の育成を目論んでいるかもしれない。「藤商事がはじめようとしている」のである。