【羽根モノ】マジでバットが玉を打つ! 「リアル野球盤」パチンコはオモシロ名機!
まさに大谷級の野球系パチンコ
いつのまにか春のセンバツがはじまっていました。日本人大好き高校野球ですが、オオタニさーんに喰われてなんか盛り上がりがイマイチに感じるのは私だけでしょうか。
ただ、ほかのスポーツも大谷関連のニュースバリューには遠く及ばずで、最強プレミアリーグの超強豪チーム・リバプールで遠藤航がどれだけ活躍しようが、そんなことより大谷の結婚相手のほうが大事なのですよ、世間としては。
一昔前はスポーツとはいえば野球。まさに国民的な競技として長く日本で君臨していたわけですが、羽根物では野球をモチーフにした機種が意外と少ないんですよね。西陣のそのまんま『ベースボール』とかパッと思い浮かびません。
野球ジャンルでは『ファインプレー』というまさに大谷級のマシンがあったので、そういう状況になったのかもしれません。もちろん、私も大好きですし、野球の羽根物においては最強といっても過言ではありません。
『ファインプレー』に匹敵するオモシロ野球羽根物
しかし、『ファインプレー』に肉薄するくらい面白い野球羽根物が後年登場してくるんですね。それが『がんばれタブチくん』です。Daiichiから出た、4コママンガをモチーフにしたアニメのタイアップ機。
アニメ版権を羽根物で?と驚く向きもありましょうが、これぞパチンコの誇るべきマインドであり、クリエイティビティですよ。液晶がほとんど活用されていないことも含め、最高です。
もちろん、役物も最高。ボードゲームの野球盤をそのまま移植したような中身で、役物内に入ってきた玉が下段ステージに設置された野球グランドに落下し、ピッチャーの投球のように手前のバット役物に向かってくるので、それを弾き返してホームラン(V入賞)を狙う流れになっています。
バットは野球盤のようにプレイヤーの任意で動かせる、わけはありません。玉入賞時にランダムで素振り変動するバットにすべてを託すスタイルです。ただ、完全な運任せ一辺倒ではなく、入賞時の振り分けでスペシャルルートにいくと大チャンス。
玉が一定の間溜まり、バットの挙動を見計らってホームランになりやすいタイミングになるまで待ってくれるのです。芯を捉えやすくなっていますので、いい打球がV方向にカキーンと打ち返されるわけです。当るとめちゃめちゃ気持ちいい。
Vゾーンも左右に動いているのでタイミング命。それが、こうバチッとハマったときの爽快感ですよね。要は突き抜けるあの感じ。また、バットとVの間に守備者の2人いて、これに当たって角度が変わりV入賞するイレギュラーパターンもありますが、これはこれで気持ちいい。
スペシャルルート以外にも「ホームランチャンス」と呼ばれる大当りサポート機能が搭載されています。これは羽根の開放が1.3秒のロングバージョンになるうえに、スペシャルルートにもいきやすいという激アツ機能です。
直撃大当りもあるしデカい液晶が目を引くなど、種別撤廃後の特徴を活かした仕上がりになっていますが、時短モードはないし、大当りの積み上げでコツコツ出玉を増やしていくオーソドックスな羽根物の楽しみ方でプレイできるマシンでした。