パチンコ「継続率95％」の「カリスマ」は新たな伝説へ！ステータス全振りの潔さを高く評価!!【激アツ新台実戦JUDGEMENT】

　この高継続率の影響で大当りの約半分が2Rになっているが、10Rが15％あるので、平均20連なら3回は取れるし、35％の4R確変が地味に大きな存在となっていて、出玉感もそこまで損なわれない。

　肝心の消化スピードであるが、びっくりするほど速くはないが変にもたもたした様子も感じられない、むしろ、大当り中は4カウントなので（15個賞球）、大当りラウンドの消化は「すこぶる速い」のが印象的である。

　変動中のテンポが良くても大当りで変に間を取ったりすると却って不快感や不信感を募らせるパターンもあるので、これはアイデアである。2Rメインなら10カウントもいらない。

　期待のST連チャン力もたいしたもので、70連オーバーや一撃万発の連チャン自慢も見受けられた。「約50秒に1回アタッカーが開放する」といったメーカーの惹句もあるように、リズム良く出玉が増えていくので、連チャンするほど体感としての気持ち良さも付随してくる。

　以上のように、『超継続パチンコ ayumi hamasaki～LIVE in CASINO～』はパチンコとしての面白さやゲーム性といったステータスをSTにすべて振り分けている。人によって賛否が両極端になりそうであり、打つ人を選びそうな台とも言えそうだ。

一方で、同じ「浜崎あゆみ」をモチーフにしたSANKYOのパチンコ機がある種の伝説としてパチンカーに語り継がれている文脈を持つがゆえに、どうしても本機と比べられてしまうが、その意味においてはこの『超継続パチンコ ayumi hamasaki～LIVE in CASINO～』も負けていないどころか、ある意味で「新たな伝説の始まり」とさえ私は思っている。

　歌パチで名を馳せたDaiichiが平成の歌姫・浜崎あゆみの台で歌パチを放棄する。本人となんの接点も関係もない「カジノ」ゴリ押し。タイアップ機でタイアップされた側の印象がほとんど残らない。いや、筐体。

　浜崎あゆみは、ayu hamasakiは、パチンコ業界において一つのジャンルとして確立したのである。

　余談であるが、都合により夜8時過ぎから打ち始め、500回ほどハマってたので無表情に打っていた。そんな私の隣に、ダッシュボード周りに白いファーをあしらい、後部には「A」ステッカーを貼った黒のスズキワゴンRスティングレーに乗ってそうなギャルっぽい女性が座り、チラチラこちらを見ながら「はやくヤメロよ」圧をかけてくる困難にも負けず……。

　私は打ち続け、STをものにしたのである。アリーナ！

（文＝大森町男）