パチスロ6号機の「理想」とは……拡散される「狙い目情報」にホールが悲痛な叫び!?

　そもそも6号機は仕様上、どうしても「有利区間の後半が狙い目」か「有利区間の前半が狙い目」のどちらかになってしまう。連続して大量出玉を出してしまうと「短期出玉規制」に抵触してしまう恐れがあるからだ。

　それを理解しているユーザーはある程度の情報があれば、狙い目が一目瞭然なのである。

　パチスロの型式試験適合率は20%前後と厳しい状況にある。試験に通りやすい設計にしがちというのも頷ける話だ。

　しかし『パチスロ TIGER＆BUNNY』や『パチスロサラリーマン金太郎MAX』など、上手く設計されている機種もある。もちろん天井付近は狙い目であるものの、ゲーム数にゾーンがありつつレア役での当選も無視できない。前半でも中間でも打てる状況を作っているのだ。

　2019年12月に導入開始となる『パチスロ交響詩篇エウレカセブン3 HI-EVOLUTION ZERO』は「自力で天井を下げることができる」というシステムによって継続的に期待感を持ってプレイできるように設計されている。

　ホールの活性化のためにも、ユーザーの楽しい遊技のためにも、このような偏りが少ない仕様の機種が多く登場することを願ってやまない。

（文＝大松）