パチスロ5号機を振り返る……「お先真っ暗」な状況を脱し「出玉競争」が急加速!!【アニかつ・濱マモルの回胴酔虎伝Vol.03】
濱:いつ頃からですかね?
アニ:1年くらいしてからかな。『スパイダーマン3』とか『リングにかけろ』といった、技術介入が前提のハイスペックのマシンが出たあたりかな
濱:でしたね。意外と早くに「おお、その手があったか」みたいな。
アニ:まぁ、最初の頃はマイルドなRT機が主流だったんだけど、やがてART機が主流になってジワジワと純増枚数が上がっていって、そんでもって2011年に『ミリオンゴッド~神々の系譜~』が登場して、出玉競争が急加速した。
濱:そこから、かつみさんの『ゴッド道』が始まるわけですね。
アニ:そうそう。でも、それまではART機はほとんど手を出さなかったんだよね。
濱:でしたね。頑なに、『エヴァ』シリーズに代表されるボーナスタイプばかりを打っていたイメージがあります。
アニ:だね。コンテンツが特に好きだったわけでもなく、むしろぜんぜん知らなかったくらいなんだけど。3作目の『新世紀エヴァンゲリオン~約束の時~』から5作目の『モバスロ ヱヴァンゲリオン~真実の翼』くらいまでは、もう『エヴァ』一辺倒だった。
濱:『エヴァ』に着地する前は、『デビルメイクライ3』もよく打っていましたよね。
アニ:そうそう。ほんと……ね、5号機になった当初は着地点がなかなか定まらなくて迷走していたんだけど。アレのおかげで、本当に助かった。
濱;流れる曲が、いちいちかっこよかったですよね!
アニ:そうそう。原作のゲームなんて、ちっとも知らなかったんだけど。通販で3枚組のサントラCD買ったもんな。
パチスロとしてのゲーム性も、中段無効の4ラインならではの出目が奥深くて、噛めば噛むほど味が出る「スルメ台』だった。
濱:ボーナスの当りは重かったんですけど、そのぶん通常時、めっちゃ回りましたよね~。
アニ:回ったね。一度、千円で120ゲームくらい回ったこともある。まぁ、当りは重くとも、当たっちゃえば“モリっ”と出たからね。短時間勝負にも向いていたし。
──とにかくアニかつさんは5号機の当初は、頑なにボーナスタイプに固執していた。