パチスロ4号機「仰天イベント」の思い出……何故「こんなこと」に……
頻繁に通っていたホールだったが、イベントであることを知らずに入店。
何気なく台に座り、ビッグボーナスを引くと「クレオフ(クレジットが自動的に払い出される機能)」が発生。突然のことに首を傾げていると、店員が「穴が空いた大きな箱」を持ってきた。
一般的に「クレオフ」は、高設定である告知や示唆として使われることが多い。それだけは知っていたので、「もしかしたら設定を打ち替えたりしてくれるのだろうか」などと期待をしてしまった。
穴に手を入れ、紙を1枚引く。紙には「和歌山ラーメン」という文字。「おめでとうございます!」と店員が即席ラーメンを持って来てくれた。
「なるほど、こういう景品もあるのか」と納得をしたが、次に移動した台でも「クレオフ」が発生。紙を引く。「喜多方ラーメン」。更に別の台でも……。と、計5回繰り返し、5つのご当地ラーメンを手に入れた。
自転車で移動していたので、カゴは即席ラーメンで満タンに。傍から見れば「無類のラーメン好き」にしか見えない。
当時は「きっと当りクジも入っていたのだろう」と考えていたが、今思えば完全なる在庫処理である。
このようなユニークなイベントも数多く存在した愉快な時代であった。
(文=大松)