パチスロの「新たなる進化」~1.5号機を経て2号機へ~【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.09】
この2号機には、以下のような様々な新機能が盛り込まれていた。
まず、メダルを最大50枚まで電子的に貯留できる「クレジット機能」が搭載されたことが、ハードウェア面でのエポックと言えるだろう。操作性が格段に向上したことは言うまでもない。
遊技面では、文字どおり1回だけのJACゲームができる「シングルボーナス」と、小役やシングルボーナスが高確率で揃い続けて一定量のメダルが獲得できる「集中役」の採用が大きなポイント。
これによりゲームのバリエーションが一気に拡がったわけだが、仕様が多彩になったことで、ビッグボーナス中のJACゲームの回数やビッグボーナスの有無により「A」「B」「C」の3タイプに分類されることとなった。
以上の新機能は、いわば規制緩和的な事柄なのだが、一方で「ムチ」的な規制強化もあった。
出玉性能に関わる部分での最大の変更点は、役の抽選方法が「ランダム確率抽選方式」に統一されたこと。
それまでにあった天井吸い込み方式や周期抽選などは禁止となり、プログラム的に連チャンやハマリを作り出すことは不可能となってしまった。
また、現在のマシンにもある「ウェイト機能」が初めて搭載されたのも2号機から。
これは、時間あたりの投資を抑えることを目的とした「1ゲームにつき4秒以上を要さなければならない」という規則に従ったものである。