パチスロ「小役完全奪取」で機械割は「設定1でも100%超」!? ~2号機名機伝説「ビッグバン」編~【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.31】
そんな『ビッグバン』に、やがて異変が起こる。あらゆるパチスロが闇の商人たちの手によって裏モノ化した時代、この『ビッグバン』も例外なく連チャンVer.へとチューンナップされてしまうのである。
ただ連チャンするだけなら、それはそれで楽しいからいい。が、『ビッグバン』の裏モノの多くはプロ対策として通常時の小役に関する処理(抽選確率や成立時のリール制御など)が「改悪」されていて、末期には「ちゃんと狙ってもチェリーしか取れない」という散々なことになってしまったのだ。
誰が名付けたか、『ビックリバン』と呼ばれた、この裏バージョン。小役奪取は不可能になったが、別の視点から見た攻略の余地はあった。それは、ハマリ台のハイエナである。
このバージョンは、成立したボーナスを貯め込み、まとめて一気に吐き出すことで連チャンを発生させる「貯金方式」を採用していた。
成立ゲームでボーナスを揃えなければ所定の割合で貯金されたので、「リーチ目が出たのにスカった」なんてことも多々あったのだが、ともかくハマった台すなわち貯金が貯まっていそうな台を狙うことで、相応の見返りが期待できたのである。
自分の知り合いにも、この『ビックリバン』のハイエナでずいぶんと稼いでいた人がいるのだが、残念ながら当時の自分の行動範囲内には元気のいいのが無く、恩恵を受けたことはない。
まぁ、ノーマルでも貯金バージョンでも何でもいい。もう一度、あの777が揃った時の「バーン!!」を大音量で鳴り響かせたいものだ。
(文=アニマルかつみ)