パチスロ「右レバーにこだわった変わり者たち」 ~2号機名機伝説「ガルーダ&リスキーダック」編~【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.34】
マイナーに終わってしまった前身機とは対照的に、2-2号機『リスキーダック』は登場直後から攻略情報誌の誌面を大いに賑わしてくれた。
仕様は、『ガルーダ』と同様のAタイプだが、新たにシングルボーナスが搭載されているのが特徴。しかし、集中役があるわけでもなく、単にゲームのアクセントとして存在していたに過ぎない。
そんな本作が話題となったのは、ずばり連チャン性。ホールに設置されていたほとんどが何者かによってチューンナップされ、ビッグばかりがバッキバキに連チャンする過激なマシンに変貌していたのである。
本作はまた、「ビッグ中に777が揃って、そこからビッグがリスタートする」ということでも話題となった。
まぁこれは、粗悪な裏モノによくある不具合だったのだが、どうやらビッグ中も通常時と同様の抽選が行われていたらしい。
どちらのマシンも、個人的にはあまり触ったことがないのだが、コイン投入口も高い位置にあって、とにかく打ちづらかった印象しか残っていない。
まぁ、それも個性。東京福生のレトロゲームセンター「タンポポ」で同じ筺体の『ハイアップターボ』が打てるので、ぜひともその独特の打感を楽しんでほしい。
(文=アニマルかつみ)