パチスロ「中段単チェリー」はボーナス1確目! コイン持ちを抑えた“荒波”でファンを魅了【名機列伝~スーパーバニーガール編~】
オリンピアの2-1号機として、1988年に登場した『バニーガール』。
ビッグとREG、2種類のボーナスと5Gor60Gのフルーツが絡み合うことで他機種とは一線を画するメリハリのあるゲーム性を実現し、多くのファンを虜にした。
その鮮烈デビューから2年後の1990年。各メーカーの2号機が出揃い、既に時代は3号機へと移行しつつある中、同社は2-2号機としてバニーガールの後継機『スーパーバニーガール』を発売した。
先代と同じくスタイリッシュなビジュアルを有する本機は、役構成などの基本的な仕様は踏襲。一方、筐体のリニューアルで操作性は向上し、出玉性能に関してもさらなるパワーアップを遂げている。
まず、低設定域のボーナス確率をアップさせたことで、連チャン性を重視。その代償として通常時のコイン持ちがギリギリまで抑えられており、先代をも上回る波の荒さを大きな特徴としている。
フルーツは先代と同様に5Gor60Gで、その選択比率はフルーツフラグ成立時の内部状態で変動。設定1~5は天国モードの90%で60G、地獄モードの90%で5Gが選ばれ、フルーツ当選率が150分の1と顕著に優遇されている設定6のみ、天国モードの70%で60G、地獄モードの70%で5Gに振り分けられる。
フルーツ中は8枚役出現率が大幅にアップし、60G継続で約180枚のコイン獲得が可能。継続中にビッグが入賞した場合はフルーツ終了となるが、やはり先代と同じく、途中で成立しても揃えなければ完走できる。
リーチ目は先代より受け継がれた小役非テンパイの「ズレ目」がメインで、「中段単チェリー」はボーナス1確目。ボーナス成立後は単チェリー出現率が1.1倍まで跳ね上がるので、ボーナスフラグ成立を疑った際は、1確目を狙うことで容易に判別できる。
ちなみに、ズレ目はチェリーや青リンゴなどの取りこぼしでも停止する。それ故、左リールにチェリーを毎ゲーム狙うことで、ガセ目の出現頻度を抑えることができる。
このスーパーバニーガールは、みなし機として撤去される直前まで、一部のホールに設置され続けた。同社の『ニュースターダストⅡ』以来となるSUPER絵柄が揃った際に鳴り響くビッグBGMの「ウイリアム・テル序曲」に、想いを馳せるファンも少なくはないであろう。
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