パチスロ「全てが一級品」の超名作! 大手メーカー「初のメガヒット機」を堪能!!【レトロスロット実戦『ビッグパルサー』編】
山佐の2号機である『ビッグパルサー』を打って来ました。
『ニューパル』も28周年という事で、つい先日にはニューパルサーSPⅢが導入開始されたばかりですが、『ニューパル』の偉大なるご先祖様はカエルではなくスイカなのでした。もちろん山佐の伝統、大量リーチ目がウリのパチスロ機です。
ちなみにこのスイカ、目玉が付いていてとても可愛らしいのですがフルーツ絵柄が一種のキャラクターと化し、かつ重要なポジションに付くというのは確か『ビッグパルサー』が初めてだったと思います。
スイカは通常時には確率が低く、基本的にはボーナス成立以降にしか揃える事が出来なかったですしね。リーチ目らしき絵柄が停止すればまずはスイカを狙う、見事揃えばボーナス成立濃厚、なおかつ15枚GETです。
タネあかしをすれば2号機には等倍返しと言いまして、ボーナス成立後にメダルを減りにくくするための救済措置的なものがありました。それによりスイカ確率が大幅にUPしていたんですね。
スイカは当然の如くリーチ目などにも多彩に絡んできます。その存在感たるや、もはやイチ小役とは思えないくらいの風格でした。
リーチ目は前身機たちよりも更に多彩になり、難解な出目も増え、その総数は数千種、ボーナス絵柄が全く絡まない出目も多く、ゲーム性をより一層奥深いものへと変貌させる事に。
代表的なものにはオレンジがV状に並ぶ通称『オレンジV』など。このリーチ目が出た時なんかはもう垂涎ものでしたね、ボーナス成立Gでしか見られない限定出目だったので。
設定は6段階でボーナス確率はBB 1/321~1/219、RBは1/356~1/201、天井は2号機から廃止され、抽選方式もそれまでの吸い込み方式などから現在に続く完全確率方式へと変更されました。
伝統の「ノッカー音」は筐体が一新された事により、《カタッ、カタッ》と一段とハッキリと聞こえるようになり、777中の音楽もオルゴールのような音色で流れる「アマリリス」があまりにも印象的でした。
この頃の山佐は全てそうでしたが、ストップボタンから指を離すまでは遊技状態が終了していません。なので777を揃えた時はそのまま余韻を楽しむ事も出来ます。
指を離した時点でメダルの払い出し、メロディーが鳴り響きボーナススタートとなります。至福の瞬間でしたね。
出目も音も、全てが一級品、正に名機。
それまでの提携先であり製造元だった日活から「パルサーブランド」が山佐に渡った事により、本当の意味での山佐・第一章が始まったと言えます。
全国ほとんどの店で撤去が進み、たまたま出張で行った愛媛からの帰りにパチンコ店で『ビッグパルサー』を見つけた時は嬉しさと懐かしさのあまり最終フェリーの時間も忘れて夢中になってしまい…。結局サウナで一泊して、翌日も朝イチから打ちに行ったのも今となっては良い思い出ですかね(笑)。
今回も時間を忘れて打ち込んでしまいました、ブツブツと独り言を言いながら(笑)。
画像チョイスはあえてのスイカ揃いとリーチ目で!
30年経った今でも『ビッグパルサー』と向き合えることに感謝しかありません。
(文=電撃しらっち)
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