パチスロ「設定6確定」の歓喜を消す「恐怖体験」!? パチンコ店に迫った「魔の手」とは…
休憩の申し出はされていません。「もしかして何かのトラブルに巻き込まれたのでは?」私の頭の中には、そのような不安が生まれました。そして次の瞬間には、外へ向かって走り出していたのです。
店の周辺に姿は確認できません。嫌なイメージが、どんどん膨れ上がっていきます。「危険な目に遭っているかも」「一刻を争うのでは?」といったネガティブな考えが頭の中をグルグル回り…「とりあえず店長に相談だ!」と決断し戻ろうとした時でした。
遠方から、ゆっくりと歩いて戻ってくるAさんが目に入ったのです。顔は青ざめており、心なしかフラフラしているようにも見えました。
「何か」があったことは間違いありません。
私は急いでAさんの元へ駆け寄り、何があったのかを尋ねました。弱りきったAさんが語った内容は次の通りです。
突如として現れた男は順調に出玉を伸ばすAさんをプロと決めつけ、ドスのきいた声で「ウチの島を荒らすな」といったような文句をつけてきたとの事(見たこともないホールの常連でもない人なのですが…)。立て続けに「上が呼んで来いと言っている」と告げ、少し強引に外へ連れ出したというのです。
「店員に助けを求めれば良かったが、その時はパニック状態になり従ってしまった」とAさんは話しておりました。そのまま少し離れた路地裏に連れて行かれそうになったところ、偶然に警察官が通りかかったため男は慌てて逃げ出したそうです。
怖くは感じたものの、結果として特に被害は受けていないとの事。とにかくAさんが無事で何よりでした。
それにしても「ウチの島を荒らすな」といった因縁をつけた男は、何が目的だったのでしょうか。謎のままです。常連でもないので、本当に何を言っているのか意味不明でした。
難癖を付けて、お金でも奪おうとしていたのか…。真意のほどは定かではありませんが、こういった行為は許すことができませんし許されるものでもありません。同様のトラブルが、この世からなくなることを強く願うばかりです。
(文=ミリオン銀次)
<著者プロフィール>
ホール店員・雀荘店員といった職種を経験。それらを活かし、ライターとして活動中。特に力を入れているのはパチンコ・パチスロ分野で、自身の遊技体験やホール店員時代のエピソードを中心にしたコラムを執筆している。パチンコ・パチスロ歴は10年以上で「打ちたい台をトコトン打つ」がモットー。結果として、目も当てられない大敗を多く経験。「悲惨なエピソードも明るく紹介したい」といった拘りを持つ。
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