パチスロ「有利区間3000G」撤廃「メダルレス」6.3号機の適合試験開始 業界の大御所が「旧基準機の撤去延長」についても解説
2018年の規制改正で、パチスロは6号機へと移行した。
この6号機は5.5号機をベースとしながらも、5.9号機と同じく有利区間の概念が存在。5.9号機と違ってAT・ART抽選に設定差を設けられるものの、最大1,500G、あるいは2,400枚で有利区間は終了することから、一撃での出玉には制限がある。
それ故、初期の6号機では高純増AT機が流行。1,500G間でドラマチックな出玉推移を演出するための苦肉の策とも言えたが、この1,500Gに関しては6.2号機から「3,000G」に延長され、それによってゲーム性の幅は一気に広がった。
すでに導入済みである大一商会の『パチスロうしおととら 雷槍一閃』やコナミアミューズメントの『マジカルハロウィン~Trick or Treat!~』、11月デビュー予定であるオリンピアの『パチスロ戦国乙女 暁の関ヶ原-DARKNESS-』やサミーの『パチスロANEMONE 交響詩篇エウレカセブン HI-EVOLUTION』などが、この6.2号機に該当する。
そんな中で、パチスロ業界ではまたしても新たな動きが見られた。10月1日より、一般財団法人保安通信協会(保通協)で6.3号機の適合試験が開始されたのである。
歯に衣着せぬ物言いで有名な大崎一万発氏は、この動きについて自身のYouTubeチャンネル「まんぱつ」で言及。旧基準機撤去延長の噂についても触れており、多くの反響を呼んでいる。
大崎氏によると、6.3号機は「メダルのない」メダルレス機となる模様。もちろん、メダルの出し入れは一切なく、出玉は全て電子情報化されるという。
また、この6.3号機への移行に伴い、有利区間3,000Gが撤廃されるとのこと。ただ、2,400枚のリミットは残るそうだ。
これについて大崎氏は「滅多に2,400枚出ないことは分かっている」とした上で、「やっぱり打ち切られちゃうほど夢の無い話はない」とコメント。それがユーザーの打ち気を削いでいるとも代弁したが、どうやらパチスロ業界は2,400枚の撤廃を最終着地点として動いているようで、「それの第一段階」として有利区間3,000Gが撤廃されるという。
一方、迫り来る旧基準機の撤去に関しては「再び延長されるのでは?」との噂があるものの、大崎氏曰く、「こちらは根も葉もないただの願望」だったと説明。先日行われたMIRAIパチンコ産業同盟の総会の場で、同団体の幹部がこの噂を「明確に否定した」そうだ。
現状、多くのホールは5号機と6号機が混在している。旧基準機の撤去期日は最長でも来年1月。このようなホールは今後、どのような対応を見せるのか。ファンとしても注視したいところである。
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