パチスロ「1万8000枚」報告も話題になった敏腕メーカー…2022年も超ヒットの期待大!!
ありがたいことに2021年もパチスロ記事を書かせていただくことができ、多くのマシンに触れて様々な体験をした貴重な1年間であった。
そんな中、パチスロ業界は新基準への不評など、何度も危機的状況に直面しユーザーの減少を回復する術がなかなか見つからない状態が続いているようだ。
それでもパチスロを盛り上げようと業界は様々なアプローチをしている。有利区間延長や低ベース化により大きな波を作りやすくなった点は、ゲーム性の幅を広げた大きな進歩といえるのではないだろうか。
パチスロメーカーの努力も計り知れない。規制だらけの状況でマシンを開発せねばならず、1〜2年をかけて作り上げた機種が保通協の試験を突破する確率は約20%である。
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人気機種を作り上げることは難しい。そんな状況でもホールで支持を受けるマシンは少なくないのだ。
特に「ネット」やそのグループ「カルミナ」が手掛けるマシンは開発者の拘りを感じさせるものが多い。『パチスロ Wake Up, Girls!Seven Memories』や『パチスロ ロリクラ☆ほーるど!』など好評を得たマシンが目立つ。
2021年で一番業界を動かしたといっても過言ではないマシンも「ネット」から生まれた。それは5月に登場した沖スロ『チバリヨ-30』である。「1万8000枚」という並外れた爆裂報告も話題になった。
天国モードによる連チャンも強力だが、特筆すべきはモード移行システムだ。有利区間の開始時は約50%で天国チャンスモードへ移行する。
同モードは文字通り天国モードへのチャンスであり、通常モードと比較して初当りも優遇。チェリー10回までに当選すれば天国チャンスモードへ期待できる。
つまり天国モードで大量出玉を獲得した後も連チャンへの期待感が持続する工夫がされているのだ。
このシステムが受け入れられたようで、沖スロメインの地域では連日の高稼働を見せている。特に東海では5号機『沖ドキ!』並みの人気があるという。
関東においても本機をきっかけに30πコーナーを設けたホールも少なくない。リセット時は天国チャンスや天国スタートも期待できるため、開店直後は満席の状況が目立つ。
インターネットを見てもネガティブな意見を発見するほうが難しい状況。これは現状のパチスロ環境では非常に珍しいのではないだろうか。
ネット及びカルミナには2022年も引き続き素晴らしいマシンの開発を期待したいところだ。
(文=大松)
<著者プロフィール>
4号機『大花火』でホールデビューし、『パチスロ北斗の拳』でドハマリ。6号機は『パチスロ モンスターハンター:ワールド™』がお気に入り。G&Eビジネススクール卒業後、プログラマーや事務職を経験。現在はライティング業務に従事する傍ら「パチスロガチ勢」として活動中。パチMAXでは主にハイエナ実戦記事や動画レビュー記事を担当。常に攻略情報に注目しており、「6号機でも勝てる」を心情に有益な情報を紹介中。