パチスロ年間収支はプラスも苦しんだ時代…穏やかではない事件が?【濱マモルののほほんコラムVol.145~借金生活~】
【濱マモルののほほんコラムVol.145~借金生活~】
相も変わらず、阪神タイガースが勝てない。
前回のコラムで同様のことを書いた際には、その日のナイターと翌日のデーゲームで読売ジャイアンツに連勝。このまま波に乗れるかと思いきや、その翌日のデーゲームで敗れると、4月19日からの横浜DeNAベイスターズ戦では、まさかの3連敗を喫した。
横浜スタジアムでの同一カード3連敗は15年ぶり。4月21日の試合は子供たちと球場で観戦したのだが、牧選手のスリーランホームランで逆転された直後、小野寺選手の代打逆転満塁ホームランでの再逆転に歓喜したのも束の間、5回裏に馬場選手のワイルドピッチで同点に追い付かれた時点で席を立った。降雨コールド負けを知ったのは、最寄り駅に着いた頃だった。
これで横浜DeNAベイスターズは借金を完済したものの、順位は5位。なんのことはない、我が阪神タイガースがセ・リーグ全ての借金を抱えているからであり、早い話が1チームだけ異次元の成績なのである。
借金。ギャンブラーとは切っても切れない忌々しい単語であり、かく言うアタシもサラリーマン時代は借金をしまくったクチである。
とは言ってもクレジットカードのキャッシング程度と可愛いものであり、当時では、その限度額までが所持金との感覚。会社近くのホールにあったパイオニアのCT機『アバロンD』、自宅付近で好んで打ったアルゼの『オオハナビ』や『デュエルドラゴンR』、こちらも自宅付近で打ちまくった各種裏モノなどでの年間収支は平均して80万円近くプラスだったのにも関わらず金を借りていたのだから、それだけ散財しまくっていたということなのであろう。
ふと記帳した通帳をチェックすると…これは穏やかな話ではない。
どうして金がスムーズに回らないのだ。そんなことを考えたある日、ふと記帳した通帳をチェックすると、見知らぬ会社からの定期的な出金を発見。これは一体、どういうことなのかと友人に相談したところ、「カード詐欺では?」との指摘があった。
これは穏やかな話ではない。そりゃあ金がないわけだと即座に銀行へ電話したのだが、返ってきた答えは「深夜にコンビニのATMをご利用されませんでしたか?」。よく確認すると、定期的な出金は全て「イーネット」と記されており、出金日は決まって週末。
しかも、給料日から日が経つにつれて3万円→1万円と出金額が減る法則性まで見付けてしまい、泥酔して金をおろしたことさえ覚えていないだなんて、自分のバカさ加減に悲しくなったものでした。
(文=濱マモル)
〈著者プロフィール〉
神奈川県横浜市出身。レコード会社勤務の後、フリーライターへ転身。パチンコ・パチスロやギャンブル系を中心に、野球、音楽、街情報など幅広い分野で執筆する。特技は料理と飲酒で、超常現象好き。ドラマーとしての顔も持つ。
■Twitter(@hamamamoru777):濱マモル