【パチスロ5号機回想】アドリブで獲得出玉が変化！ スロッター歓喜のタイアップ機を振り返る

人気パチスロ漫画とのタイアップ機

　パチスロ漫画としては異例の大ヒットを記録した、あかつきけいいち氏の「アドリブ王子」。現在もガイドワークス発行「別冊パチスロパニック7」にて「超アドリブ王子」が連載中で、馴染み深い方も多いことであろう。

　5号機時代の2007年には、そんな名作とタッグを組んだ三洋物産の『アドリブ王子』がホールデビュー。主人公の王子と同様、プレイヤーのアドリブ力が試される刺激的なマシンだ。

　本機はボーナスのみで出玉を増やす比較的シンプルな仕様で、搭載されたボーナスはスーパアドリブボーナス・アドリブボーナス赤・アドリブボーナス青の3種類。ボーナス絵柄は赤7揃いの1種類だけで、ボーナスの種類は液晶画面上で告知される。

　スーパーアドリブボーナスはメイン小役である2択の15枚役が完全ナビされ、純増約300枚の獲得が可能。一方、アドリブボーナス赤のナビ出現率は3分の1、アドリブボーナス青に至ってはナビが一切発生しないことから、プレイヤーのアドリブ力が獲得枚数に大きな影響を及ぼすこととなる。

当れば全て「スーパーアドリブボーナス」となる激アツ要素も存在

　とは言え、常に自力での勝負を強いられるわけではなく、ボーナス後は出玉増加のカギを握る「昇格チャンス」へ移行。この間に引き当てたボーナスは全てスーパーアドリブボーナスが発動することから、昇格チャンスとスーパーアドリブボーナスをループさせられれば一気に出玉を増やすことができる。

　ただし、この昇格チャンスの継続ゲーム数は状況に応じて変化し、スーパーアドリブボーナス後は100G。対するアドリブボーナス赤＆青後はビッグ中の2択成功率、即ちアドリブ力で決められ、ボーナス後の液晶画面が「ユリエ級」ならば60G、「ギンブチ級」ならば40G、「ほくろ級」ならば20Gとなる。

　また、通常時にチェリーが成立した場合も約4分の1で20Gの昇格チャンスがスタートする。

　通常時の演出は「ロマネスク1号店」と「ロマネスク2号店」、計2種類のステージが舞台で、王子が左・中央・右へと移動することで様々な固有演出が発生。「翔」の登場は激アツで、その時点でボーナスに大きな期待が持てる。

　設定推測要素は単独ボーナス出現率やベル＆スイカ出現率など。高設定ほど通常時のボーナスでもスーパーアドリブボーナスに振り分けられやすいといった特徴もある。

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