パチスロ幻となった「衝撃の連チャン」…今なお語り継がれる名機!!
今なお語り継がれる名機『コンチネンタル』
先日、広島ホールで遊技した思い出深い1台を今回はご紹介させて下さい。1990年に瑞穂製作所がリリースした『コンチネンタルⅠ』です。
当サイトでも幾度となく取り上げられていますし、何かと有名なコンチネンタルⅠ。BIGとREGのみというオーソドックスなAタイプでしたが、衝撃的な連チャンで全国を席巻しました。
それまでにもノーマル、非ノーマルを含め意図的な連チャン性を備えたパチスロは存在しましたが、これほどまでに強烈な連チャンと極端なハマりという二面性を持ったマシンは初めてだったのではないでしょうか。
その連チャンを生み出したのがこれまた有名な『CS-90』という違法なコインセレクター。『4枚がけ』で強制的にBIGフラグを成立させるという攻略法も発覚しましたが、それを知るのはその道のプロ達が食い荒らした後でした。
全台のパトランプが回転する様子は本当に圧巻
しかし、コンチⅠとの出会いは本当に強烈でした。パチンコ必勝ガイドの愛読者だったことからその連チャンぶりは認知済み。全台モーニングありという豪快な新装開店で有名だったK店系列に、コンチⅠが導入されると聞きワクワクしながら駆けつけたのです。
台数は片列で20台ほどに対し抽選待ちは60人ほど。抽選といってもスタッフが手にした棒を1本引き、先が赤くなっていれば当りという古典的なものでした。
見事当りクジを引き当ていざ入店。コンチⅠに着席すると1000円分のメダルを購入し、開店を待つだけです。既にBIGフラグ成立が確定している台に座り開店を待つというあの高揚感。今でも忘れられない至福の時でしたね。
時間になり開店すると一斉にBIGボーナスがスタートします。ファンファーレが鳴り響き、頭上にある全台のパトランプが回転する様子は本当に圧巻でした。しかし、それだけでは終わりません。
全台ではありませんが、半数ほどの台はあれよあれよという間にソッコー連チャンを重ねていき、瞬く間にドル箱を積み上げていく者が現れ始めます。クレジット内での素早い連チャンが何度も何度も。本当に忘れられない衝撃的な光景でした。
私の台は5連チャン程だったと記憶していますが、それでもドル箱は満杯に。若者だった私に取って1500枚というメダルはある意味大金で、満足した私はそのまま交換してしまったのですけどね。
その後も度々コンチⅠは打ちましたが資金は5000円までと決めていましたね。ハマリも深く際限がないためでしたが面白い台でした。筐体や絵柄デザインもカッコ良く、王道パターン(リーチ目)である中段チェリーが出た時の興奮といったらもう・・・
今回は連チャンがなく単発ばかりでしたが、遊技出来ただけでも幸せというものです。オーナーさん曰く攻略法は通じないものの、しっかり裏モノということだったのですが、その片鱗は見れず終いでした…。
ちなみにCS-90非搭載のノーマルでのスペックは以下の通りで、非常に設定差が大きいのですね。
■BB(設定1~6):約1/409~ 約1/221
■RB(同):約1/630~ 約1/154
■機械割(同):80.4%~ 115.8%
〇〇〇
機械割80.4%だなんて今では考えられないですし、6なんて破格の激甘仕様。ノーマルでも十分にメリハリの利いた楽しめるマシンではないかと。7揃いとBAR・ BAR・ 7でBIG。BAR揃いと7・ 7・ BARでREGというのも斬新でしたね。
CS-90に直接関与していたことで摘発され3年間の販売停止処分を受けた瑞穂製作所。それと同時にコンチⅠもノーマル化されていき、衝撃の連チャンは幻に…。
しかし、そのインパクトはあまりにも絶大かつ強烈。コンチネンタルⅠは半ば伝説化しております。20数年が経った今なお「その幻影を追い求めるファン」は後を絶たず、長く語り継がれているのです。