ビッグ獲得枚数は当時最大の448枚！ 奇数or偶数設定で挙動が変化する激レアマシン【パチスロ5号機回想】

5号機におけるMAX純増のボーナスを搭載！

　パチスロが4号機から5号機へと移行した際、ビッグの最高獲得枚数は771枚から「最高払い出し枚数480枚」に変更された。

　4号機のビッグはJACゲーム3回、あるいは小役ゲーム30回消化で終了するのに対して、5号機のビッグは払い出しの合計枚数が一定数を超えた時点で終了。最高払い出し枚数が「480枚」に設計すると、1枚掛け15枚の払い出し＝純増14枚×32回で終了となることから、実際の最高純増は「448枚」となるわけだ。

　2007年に登場したウィンネットテクノロジーの『桜姫』は、そんな5号機におけるMAX純増のボーナスを搭載したマシンのひとつ。ボーナスはスーパービッグ、ビッグ、ノーマルボーナス、3種類の姫ボーナス…の計6種類で、赤姫絵柄揃いで始まるスーパービッグが448枚(1枚掛け)のコインを獲得できる。

　一方、青七絵柄揃いのビッグは純増約350枚(1枚掛け)、「黄姫・赤姫・赤姫」揃いのノーマルボーナスは純増約148枚(3枚掛け)。姫ボーナスは純増約24枚(3枚掛け)と少ないものの、「青七・青七・赤姫」揃いの姫ボーナス後は111G、「青七・赤姫・赤姫」後は77G、「白姫・赤姫・赤姫」後は33GのRTへ突入する。RT中はコインを微増させながらボーナス抽選を受けられることから、獲得枚数の多いビッグと絡み合えば、瞬く間にドル箱を満タンにすることも可能だ。

設定によって出玉の増え方が異なる

　また、本機は奇数設定と偶数設定で出玉推移が変化する点も大きな特徴のひとつで、ボーナス合算出現率167分の1の奇数設定はスーパービッグ、ビッグ、ノーマルボーナスの出現比率が優遇。対して、ボーナス合算出現率147分の1の偶数設定は姫ボーナスが成立しやすく、先述の通り、消化後はRTが付与されることから、安定した挙動を取りやすくなる。

　通常時の消化手順は、まず左リール上～中段にBAR絵柄上のチェリーを狙った後に右リールをフリー打ち。ここで馬車絵柄がテンパイした時のみ、中リールにも同絵柄をフォローすればOKで、中段チェリー・3枚役・角チェリー成立時はボーナス重複の可能性がある。

　なお、本機は有名イラストレーターを起用したパネルデザインながらも、液晶は非搭載。通常時の演出には予告音、パネルフラッシュ、台枠ランプ点灯などがあり、ボーナス確定時は「姫ルーレット」が作動して狙うべきボーナス絵柄を告知してくれる。

（文＝編集部.）