設定不問で万枚を乱発! 5号機屈指のポテンシャルを持つ一撃必殺のARTマシンを振り返る
サミーの新機種『スマスロ北斗の拳』が絶好調のようですが、皆さんはもう打たれましたか?
稼働はもちろんのこと、諸々の数値も実に素晴らしいようですが、私はというと導入した近隣2店舗を覗くも空き台が皆無ということでまだ打てておりません。先日は、報酬制度の改定により社員の平均給与を22%も引き上げると報じられたサミーですが、このまま好調を維持してほしいものですね。
そんなサミーの次機種といえば、新仕様「GAT」を搭載した最新タイトル『Sコードギアス反逆のルルーシュ3 C.C.&Kallen ver.』が販売予定ですが、今回のレトロパチスロはそれにちなんで5号機の初代『コードギアス反逆のルルーシュ』(2012年)です。
ツボにハマった時の一撃は実に強烈
非常に尖ったイメージのある『ギアス』ですが、本機が登場した2012年は中々の当り年だったような気がします。たとえば、山佐の『鉄拳2nd』、スパイキーの『初代ブラックラグーン』&『鉄のラインバレル』、ロデオの『モンスターハンター』、ユニバーサル系の『バジリスク~甲賀忍法帖~Ⅱ』、北電子の『マイジャグラーⅡ』、ニューギンの『花の慶次~天に愛されし漢~』、エンターライズの『バイオハザード5』…等々、ヒット機種が目白押しで改めて見ても良いマシンばかりですよね。
その中でも特異な存在感を発揮していたのが、本機『コードギアス』です。5号機時代初期の低迷期を経て、2010年に差し掛かるあたりから徐々にART機のヒット機も増えていき活況しつつあった頃でしょうか。
設定不問で万枚を乱発するような『アナザーゴッドハーデス – 奪われたZEUS Ver.』や『ミリオンゴッド-神々の凱旋-』が登場するのはもう少し後ですが、純増1.5枚のノーマル+ART機だった『コードギアス』がしばしば魅せる猛爆は目を見張るものがありました。
わりと両極端なタイプでアッという間に駆け抜けて1セット終了というパターンも多かったのですが、ツボにハマった時の一撃は実に強烈。ART『ブラックリベリオン』はセットストックでありながら、それとは別に高継続のループARTもあり、さらに出玉トリガーのひとつである上位ART『ガウェイン』に突入すれば、複数ストック獲得も可能でした。
本当にホール泣かせの1台だったと思います
スぺック的には低設定でも誤爆しやすいなど非常に甘かった印象があり、小台数で運用していた顧客ホールの中には早々に撤去したところもありました。
私も一撃7000枚を叩き出したことがありますが、その時の契機は1/65536のプレミアム役『ギアスラッシュ』から。ラッシュ中はベルが4回揃うまで約1/1.5でストック上乗せですからね。強烈ですよ。
しかしながら高設定の安定感も全くないような台でしたからね。本当にホール泣かせの1台だったと思います。ループやガウェインが上手く噛み合うと本当に終わらない状態になりますからね。
天井は第1・第2・ボーナス後天井の3種類があり、それぞれが中々の高性能でしたが、特に第2は強力(90%継続のループART突入など)。特にゾーン等もなくどこからでも打てる台だったので決して天井狙い専用機にはならず、一撃狙いでしぶとい人気を誇ったと思います。
あとは演出も非常に凝っていましたね。アニメ製作元の『サンライズ』が全面監修したということもあり、当時はパチスロ史上最大の演出数ということで話題にもなりました。
というわけで、本機は、私のような設定を気にせず常に一撃狙いの夢を見るユーザーにとっては非常に魅力的な機種でした。今ではすっかりサミーの人気シリーズとしての地位を確立しましたが、最新作にも是非期待したいところです。