今「スロプロ」がアツい? 時給が「倍」に跳ね上がった理由をパチンコ業界の重鎮が解説
6.5号機・スマスロの登場で盛り上がりを見せるが…
パチスロが6.5号機へと移行し、間もなく1年が経過しようとしている。
有利区間の上限が「4,000ゲーム」へと拡大されたことでゲーム性の幅が広がった中、2022年11月には有利区間を「無制限」としたスマートパチスロ、略してスマスロが登場。著しく向上した出玉性能にファンは大いに盛り上がったわけだが、メリハリが増したことで、より負けが込んでいるプレイヤーがいるのも事実である。
そんな状況下、「一部のスロプロは儲かっている」とは、ベテランライター・大崎一万発氏の談。聞くところによると「時給は倍」まで跳ね上がっているそうで、その理由について大崎氏は自身のYouTube「まんぱつ」内の動画にて詳しく説明している。
曰く、そのスロプロは「ハイエナ」が主戦略で、儲かり始めたきっかけは「上下のレンジを詰めなきゃいけなくなった」6.5号機の規定改正。「必ずここまでいったら、ある程度戻す」といったポイントが「絶対にある」ことから…プラス収支を叩き出しているという。
また、そういったスロプロたちの間には独自のネットワークが存在し、「そこでは表に出てない狙い所」が共有されている模様。大崎氏によると、6.5号機は「細かな数値が出てない機種が多い」そうで、「一般のちょっと上手い人たち」はネットで拾える情報から「一歩踏み込んで推理して勝ちに落とし込むことができない」ことから、スロプロ同士が繋がることで「めっちゃオイシイ」状況が構築されているそうだ。
「また一考しなきゃいけない」と自論を…
この現状について、元攻略プロの経歴を持つ大崎氏は「昔のネットが発達する前の、パチンコパチスロプロのやり方に戻ってきてる」と感心。「令和の時代に、また一周して戻ってくるとは思わなかった」と驚きを隠せずにいた。
その一方で、メーカーの情報公開に関する内容に対しては「はたしてプラスなのか、マイナスなのか」とし、「そういう状況ができたのも踏まえて、また一考しなきゃいけない」と自論を述べた。
元来、「努力なく勝ちたい」という「山っ気」を利用するのがパチンコ業界。一部のプロが儲かりすぎる状況は好ましくないわけで、大崎氏は「娯楽なんだから、支えてくれる人の空気感をどれだけ先取りして対応していくかは、一番大事」とし、今後のプロモーションの在り方について触れる場面もあった。興味のある方はチェックしてみてはいかがだろうか。