「大量ナビストック」でARTが連チャン! ボーナスとARTの連鎖がアツい名機【パチスロ5号機回想】
ボーナスとARTの連鎖がアツい「5号機初期の名機」
この漫画をきっかけに、麻雀の魅力に触れたファンも多いのではなかろうか。戦後の復興期に新宿で名を轟かせた玄人(バイニン)の生き様を描いた物語。それをパチスロ化したのが、2007年に登場したアリストクラートの名機『哲也~雀聖と呼ばれた男~』である。
本機は3種類のビッグと2種類のREGを搭載しており、ビッグの純増は最大247枚、REGの純増は最大116枚。種類を問わずボーナス終了後は例外なくRT「天運チャンス」へ移行し、主にここで通常時への転落契機である3色ある単チェリーの入賞を回避できれば「玄人タイム」と銘打たれたART機能へ昇格する。
この玄人タイムは1G純増約0.9枚で、継続ゲーム数は基本30G(連チェリー契機は100G、「7・ベル・ベル」契機は1,000G)。玄人タイム終了後は再び天運チャンスへ移行するので、ボーナスとARTのループが大量出玉を誘発するというわけだ。
とはいえ、天運チャンス中の単チェリーは2種類が重複しやすく、自力で入賞を回避し続けるのは困難。そこで重要となるのがナビ回数のストックである。
主にナビ回数のストック抽選はビッグ中に行われ、具体的には成立役に応じて毎ゲーム0~13の範囲でポイントを加算→ビッグ終了時の総獲得ポイントを参照して最大9回までナビ回数が一括ジャッジされる仕組み。一気13ポイント獲得の7絵柄揃いは、その時点でナビの権利が発生し、トータル39ポイント以上獲得した場合は最も有利なナビ回数選択テーブルに振り分けられる。
また、玄人タイム中のスイカor連チェリーといった特定役成立時もナビ回数のストックに期待でき、とりわけ7絵柄頭の10枚役成立はハイチャンス。当選時は契機を問わず最大50個のストックが見込める。
原作の世界観を忠実に再現した演出も魅力
演出は原作の世界観を忠実に再現しており、様々なアイテムやキャラなどで小役をナビ。連続演出への発展はチャンス到来で、「カブ演出」は印南との花札対決に勝てば、「銭亀演出」は悪徳刑事の銭亀から逃げ切れれば、「賽銭箱演出」は賽銭箱の中にコインが入ればボーナスへと繋がる。
玄人同士の決戦「麻雀演出」は印南<ダンチ<房州さんの順に期待度が高まり、哲也が繰り出す玄人技の種類もポイント。東場より南場、哲也のツモから始まる15巡目から開始…といった対局状況でも期待度は変化し、敗北と思いきやの復活パターンもある。
設定推測要素はビッグ及びREG成立時のボーナス色振り分け割合、スイカ重複REG出現率、ビッグ終了時・役満以上達成でのナビ回数振り分け割合など。ビッグ終了時・役満以上でのナビ振り分け割合については、役満でのナビ回数2回以上、ダブル役満でのナビ回数3回以上は設定1~5、トリプル役満でのナビ回数4回以下は設定6が濃厚となる。