パチンコ屋から「嫌われる」立ち回りが話題に… 独自の「禁止ルール」を設けるホールも
先日、パチンコホール関係者のある投稿が話題となった。投稿者はパチスロの設定担当者のようで、いわゆる「リセ狩り」を迷惑に思っているようだ。
美味しいところだけ回して即ヤメ…
リセ狩りとは、リセット恩恵のあるマシンを期待値的に美味しいゲーム数まで回すという行為。その投稿者は、実際にあった例として『パチスロこの素晴らしい世界に祝福を!』を数ゲーム、『パチスロ傷物語』を1Gでヤメ…という行為をピックアップしていた。
リセ狩りは必ずしも迷惑行為とは限らないが、歓迎しないホールも少なくない。リセット(設定変更)は閉店後に専用のキーで1台1台設定していかなければならず、それなりの労力と時間が必要なのだ。
数ゲームしか回されず一日放置されてしまうようなホールでは、その数ゲームのためにリセットを手間暇かけてやることになるので、担当者の気持ちを考えればリセ狩りだけで帰宅するユーザーを迷惑がるというのも無理はない。
筆者の近所には「朝イチ台で10G以内のヤメは禁止」というルールを掲げるホールがある。おそらく過去にリセ狩りが乱発してしまったためにできたハウスルールだろうが、ここまで明確にルール化しているホールは珍しい。
ホールに煙たがれてはデメリットばかりだ。スタッフに注意されることになれば双方で気分が悪いだろうし、最終的には出禁になることもある。特にパチスロ生活者にとっては致命的だ。
ご存知の通り、ホールの数は全国的に減少しており、「出禁」という処遇の重さが年々増している。出禁によって行けるホールを減らすということは自分の首を締めているということに他ならない。
『パチスロ モンスターハンターワールド:アイスボーン™』など1Gカニ歩き(リセット後1Gでレア役を引けばAT当選)が強力な機種もあるが、その後の稼働が見込めないホールであれば禁止されていなくても控えたほうがいいだろう。
「リセ狩り」だけだと勿体ないマシンも?
個人的な意見を述べさせていただくと、そもそも数Gのカニ歩きが勿体ない機種もある。軍資金の状況もあるかもしれないが、特に『パチスロ傷物語』ならリセット後に数Gで空き台となっていれば打ちたいくらいだ。
同マシンはリセット後1G目にレア役が成立すればAT当選時に特化ゾーン「降臨ノ儀」が濃厚。特化ゾーンが見込める状況だけ回すのも効果的かもしれないが、そうでなくても約25%で特化ゾーンは獲得できるし、天井が短縮されるので現行機でトップクラスのリセット期待値がある。
「リセ狩り」は効果的な立ち回りかもしれないが、ホールの気持ちも考える必要もありそうだ。